1st. Welcome party!
マドカ
2020/11/30 (Mon) 21:55 [ 15 ]
マドカ
2020/11/30 (Mon) 21:55 [ 15 ]
(ふと目を覚ました頃、機体は疾うに着陸態勢に入っていた。窓から見える海や緑といった自然環境に耽る――でもなく、気圧変化に眉を寄せて耳抜きを行うこと暫し。レジャーではなくビジネスで乗るばかりだった飛行機に、娯楽のために搭乗したのは何年振りだっただろう。――さて機内持ち込みの小さな荷物だけを抱えて降り立った島の歓迎は男には不慣れであったが、暫く世話になる身である。とりあえず腹を満たしてから島内について聞いてみようかと、そんな心持ちで最初に手に取ったのはフルーツ盛り合わせだった。島の名物的なものは知らないが、最初からご当地品に手を出す勇気はない。暖色を放つ果物たちの載った皿を片手に、隅っこの方へ。それにしても空が広いと、上空を見上げたところでまだ抜け切らない眠気が舞い戻り、口に手も当てず欠伸をかました瞬間だった。軽い衝動があり、はっとする。皿は無事だ。)――あ。すみません。大丈夫でした?(こちらがぶつかってしまったらしい相手へ視線を送りながら、平坦な謝罪を投げた。)
ジュオ
2020/12/01 (Tue) 00:29 [ 19 ]
ジュオ
2020/12/01 (Tue) 00:29 [ 19 ]
(見あげた青空をよこぎる飛行機にちいちゃく手を振ってみたのは、ジュオにも歓迎のきもちというやつがあったからだ。たぶん。きっと、島に降りたつものたちを迎えいれる準備で、穴ほりの仕事が増えたことの感謝ではない。であるから、どろんこになった作業着ではなく、シャツワンピに身を包んで歓迎会に顔をだしている。ゆらゆらと、見るからにご機嫌なしっぽの揺らしかたで広場をふらふら。たくさん声をかけて、積極的にあいさつにまわる性分ではなかったので、いっそう賑やかになった島の風景を歩いてゆるく口もとをほころばせていた。そうしているうちに、いつのまにやら少し離れたところからみんなを見守るふう。それも悪くないと、飲みかけのグラスを持ちなおしたときだった。とん、と軽い衝げき。)……あなやぁ。(押しだされたかのように、ほんの少しの驚きに染まった声が地面にころがった。ぱちくり、一度ゆるやかに瞬いて相手を見あげてみる。)わたしは、うん、痛くもないし、(ひとときだけ手元に視線を落とす。飲みかけなこともあってか、さいわい服にしみが生まれたようすはない。即座にふたたび頭が上向いて、ちいさなうなずき。)大丈夫みたい。あなたの方こそ、なにもなかった? ストローが刺さったりしてないかしら。わたしが服を汚したりは…、(おのれが相手にやらかしていないかを確認したがって、落ち着きなくしっぽが左右にゆれる。一方的にぶつかってきた、とは考えていないらしい。)わたしもぼうっとしていたから、ごめんなさいね。……ええと、今日の主役さん?(おあいこの謝罪をはさんでから、ひとつ確認を。かすかに傾いた首とおんなじ方向に、しっぽもちょぴっとだけ斜めになった。)
マドカ
2020/12/01 (Tue) 22:43 [ 31 ]
マドカ
2020/12/01 (Tue) 22:43 [ 31 ]
(あなや。聞き慣れない声と言葉に、今しがた自分が衝撃を与えてしまった相手を見遣る。小柄な――彼女の種族にとってもそうかはともかく、目に映った少女のいらえに一息。見え隠れするしっぽを一瞥、して深い色の瞳に視線を移す。)よかった。いや、こちらも全然。服も問題ないし……というかこちらがぶつかったので。申し訳なかったです。(簡素なシャツにもパンツにも問題はなかった。特別の親しみやすさはなかろうが、人見知りを発揮することもない、患者に対するような態度だと我ながら自省して咳払い一つ。休暇のために来たのであって、仕事の延長ではないのだ。)主役? ……ああ、(一拍置いて我が立場を思い出したかのように。)歓迎してもらって感謝してます。飛行機疲れてたから。マドカです。(皿を持つのと反対の、左手を差し出したのは握手を求めるため。とはいえ彼女の手が空かないようであれば、大人しく引っ込めるのだろう。)お嬢さんも手伝ったの? あの辺。(あの辺、と視線を向けたのは屋台を含む歓待の場。中心に向かう程若くもなければ賑々しい性格でもなし、隅から見守る形となっているけれど。)
ジュオ
2020/12/02 (Wed) 05:26 [ 37 ]
ジュオ
2020/12/02 (Wed) 05:26 [ 37 ]
(ゆらりと揺れたしっぽは安堵をあらわしているかのようだった。疑りぶかく服を注視することはなくて、見あげたままの瞳を囲うかたちが少しやわらかくなる。)そう? でも次はただじゃおかないわよ。…なあんてね。(ふたたびの謝罪は、気取ったふうを装ってぱちりと閉じた片目がうけいれたことにしたい。ウィンクとともに添えた言葉と、どこかそわついた声で冗談だと通じることをねがいつつ。なぜならやはり、ジュオにも歓迎のきもちってやつがあるのだ。やっぱりと言わんばかり、すぐさましっぽがピン!と正解をよろこんだ。)そう言ってくれて、とってもうれしいわ。こちらこそありがとうって気持ちになっちゃう。ふふ、長旅おつかれさまでした。(むすめのちいさな片手もおのずとグラスを離れる。同じく握手のために。そぅと握りかえすことが叶わずとも、はじめて名前を呼ぶ音のやわらかさは変わらない。)ジュオです。ミーアキャットの。今日からよろしくね、マドカさん。(それから、視線を追うように“あの辺”を見やる。ちょっとだけ、と控えめな返答があった。)わたしね、趣味で穴をほる仕事をしてるのよ。それで、あの辺りよりは、マドカさんや、今回いらしたみなさんのお家の準備のほうが主で。(並ぶ屋台を眺めるまなざしは、準備の達成感よりも島民たちをほめたがる。だが、立派ねえと感想をもらしつつ、かれを見あげなおした顔ばせには仕事人の達成感とやらが浮かんだ。)あなたたちの寝床も、わたしたちの歓迎のあかしよ…ってね。ふふ、あなたもなにかお仕事をなさっているの?(口ぶりはどこか冗談めかしたふう。笑みをふくんだ吐息をはさんで、また、しっぽの先がゆるく傾く。)
マドカ〆
2020/12/02 (Wed) 23:01 [ 46 ]
マドカ〆
2020/12/02 (Wed) 23:01 [ 46 ]
(揺れるしっぽを目で追いたくなるのは本能的なものなのだろうか。冗句めいた言の葉に「気をつけるよ」と返した言葉も軽いものだった。視界の端で揺れていたそれが立ち上がり、ちょっとだけ楽しくなった。分かりやすい。一方男は表情をほんのり和らげる程度であったが、触れた小さな手を軽く握って、第一島民と無事知り合うことも叶った。)期待していた通りいいところだ、のんびりできそうで。ジュオさんは、島暮らしはもう長い?(島生活を選ぶ人も最近は少なくないと聞く。雑談の先、何れのことも考えてちょっとした情報収集も兼ねていた。)へえ、穴掘り? 趣味っていうのはいいな。好きなことなら続けられる。(ミーアキャットの習性を考えれば納得もいく。仕事というのは本来そうであるべきだろう。少女の穏やかな口調のおかげか、随分と気軽に言葉が零れ落ちていた。彼女のおかげで寝床の確保がなされたらしいから、今日から足を向けては寝られまい。)既にだいぶジュオさんの世話になったってことか。感謝しないとな。――ああ、仕事は……医者だけど、今は休んでて。休暇を利用してツアーに参加したんだ。命の洗濯ってとこかな。(食いっぱぐれることはないだろう職ではあるが、彼女のように趣味でやっているかと言われれば答えは否だった。)けど、ちょっと見るくらいなら歓迎なので。何かあれば来てくれたら。医者は必要ないのに越したことはないけど。(それは家の準備をしてくれたという礼も兼ねていた。それから第一島民への親しみも込めて。――暫しの歓談にまだ付き合ってもらえるようであれば、次は島内の建物やなんかについて尋ねたがったことだろう。)
ジュオ〆
2020/12/04 (Fri) 05:58 [ 55 ]
ジュオ〆
2020/12/04 (Fri) 05:58 [ 55 ]
(そうねえ、と思案すればしっぽが根元からくねりと一度だけ揺らめく。しっぽの表情は無意識のものだった。)島暮らし自体は長いほうだとおもうわ。…ほかの島に住んでいたこともあったし。だから…というわけじゃないけれど、なにか困ったことがあったら気軽に声をかけてちょうだいね。島暮らしをたのしむコツは、縁を上手に使うことよ。(先ぱい風を吹かせるような口ぶりだったが、島暦のながさを偉ぶっているようすはない。ただただ、ジュオの島暮らしはそうして成り立っているという話だった。)ほかに趣味らしい趣味がないと言えるのかもだけど。仕事じゃなくても掘っているから。(わずかさがった眉はうれしさや気恥ずかしさを混ぜたみたいな、けれど長い尾はこぼれた言葉を抱いて誇らしげでもあるような。その上、好きなことをして感謝されたとなれば、ふいに、頬に控えめなくぼみが現れた。)こうやって仕事のやりがいまで感じられるのだから、天職かもしれないわね。……あなや。(ふたたびこぼれた音はしっぽに比べたら、まるで平坦。此度のピン!は、びっくりとなるほどの直立だ。)お医者さんなのねえ。忙しそうなお仕事だもの、たっぷり息抜きできるといいわね。ここでならきっと、まっさらにお洗濯されちゃうわ。(時たま冗談めかした物言いをするのは、ジュオの癖のひとつなのかもしれなかった。それでも、かれにとっていい時間になりますようにと願ったのは本当だ。だから、きもちは親しみをこめた笑みとして表情にあらわれよう。)健康診断でもいいのかしら。…ふふ、縁は上手に使わなくちゃね。(なぁんて、吹かせた先ぱい風もどきでしっぽがゆらり。持ちつ持たれつ、適材適所。ゆえに、島のあれこれについて答えるむすめの姿がしばらく見られたはず。ただ、島のどこかに落とし穴があることを言ったとしても、それがミーアキャットによるものとは伝えなかっただろう。)
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