(歓迎会と聞いてわくわく尻尾が揺れるも、歓迎とは一体何をすれば良いのやら。部屋の掃除と庭先の手入れをし終わってからは、すっかり手持ち無沙汰になってしまった。それでも珍しく島をウロウロ徘徊して時折花のリースを作ってみたり、飾り付けを手伝ったり。見よう見まねで青年なりに歓迎の意を示していたが、いざ見知らぬお客様を前にすると思考はぴたり。幾度か視線を泳がせた後、風で歪んだ飾りを直すついでにそそくさと屋台の片隅で誰かの手伝いでも。)………いっぱい。なんだか賑やかだなあ。(賑わいから少し離れて見る景色は変わらず華やかながら、緊張が緩んで顔を綻ばせる。和やかな空気だけ味わうつもりでいたけれど、少しだけ気持ちは浮き足立っていた。)…みてみて、上手く描けた。たぬきち描きやすいんだよな。(パンケーキの飾り付けに飽きて、勝手にチョコペンで落書き。上出来の報告は屋台に来ていた一人へ、内緒話のようにひっそりと。)