1st. Welcome party!
シオタ
2020/12/03 (Thu) 17:03 [ 49 ]
シオタ
2020/12/03 (Thu) 17:03 [ 49 ]
(初めてできた友人に別れを告げた後、彼女の姿が見えなくなったところで先程回収していたタコを一人食べ進めながら建ち並ぶ屋台を冷やかし歩く。お祭りのように沢山の出店が賑やかに道を彩り、それだけ今回のツアーが歓迎してもらえているのだと実感してはほこほこと笑みも溢れつつ。ご飯系だったりスイーツだったり、心ゆくまでお腹を満たし、これでもう最後だと買ったジュースを一口含んで何気なく見上げた空には、)ぅわあ〜!今日って満月だったんだあ。(まん丸とした月は以前住んでいた島よりもずっと大きく、そして近くに感じる。そう言えばこの島のおすすめポイントとして流れ星の多さも挙げられていた気がするし、天体観測にはもってこいなのかもしれない。そんな風に月を見上げ考えながら腹ごなしの散歩をしていたせいで。)………………あれ?(月明かりのおかげで気がつかなかったけれど、見回した辺りは真っ暗で、どうやら随分と遠くにまで来てしまったよう。歓声が聞こえる方へ向かおうとするけれど、島に降り立って数時間、道なんて到底覚えているはずもなく。)どうしよう……このままだれにも見つからなかったら……、(迷子の心細さは思考も後ろ向きにしてしまう。とにかく戻らなければと闇雲に走り出した先、果たして誰かに出会えるだろうか。)
ミーナ
2020/12/04 (Fri) 00:37 [ 52 ]
ミーナ
2020/12/04 (Fri) 00:37 [ 52 ]
(新たな地を踏む爪先は踊るように跳ねるように、軽い調子で意気揚々と進んでいく。土地勘などあろう筈もないこの地に於いて、当て所だってなかった。惑いなく突き進んでいく様は目的地を定めず歩いているなどと思わせぬような力強さすらあるけれど、それがミーナの性分だった。)うははっ、月まっる~~い!お月様もかんぱ~い!(何杯目かになるリンゴジュースを高々と掲げれば、煌々と優しく輝く月とおんなじ色みたいに見えて目を眇める。酔っぱらったテンションであるが、先程から果物のジュースしか飲んでいない素面のネコは、足音ひとつ残さぬような軽やかな足取りを留めない。一足早いプチ散策の行く先、背にした喧騒も今や遠くに感じる頃合いであっただろうか。ふと駆ける足取りを感じた視線の先、小柄なその姿を見止めたのは。)ありり?こんなとこでどったの~?あっ☆ミーナとおんなじでぇ、お月様とのランデブー中だったかなっ?(恐らく、“迷子”だなんて言葉は欠片として脳裏になかった。悲しい事なんて存在しないような、そんな女だった。)
シオタ〆
2020/12/07 (Mon) 18:10 [ 78 ]
シオタ〆
2020/12/07 (Mon) 18:10 [ 78 ]
(早く早く、戻らなきゃ。心もとなさに気が急くばかりだが、元々は海で生活する生き物。故に陸上での駆け足は心に反して然程スピードが乗らず、足は縺れることも自信に憤ることもあったろう。しかし鈍足が功を奏したといえたのは、暗闇でも目立つお月様と同じ色をした毛色の女性にぶつかりそうになったから。少年の視界からは木陰から現れたように見えた人影に、かけた急ブレーキは大成功。走ったせいで上がった息に肩を揺らすのと同じタイミングで何度か瞬きをしたその瞳には、数秒してから安堵の色が広がるのが見て取れるだろう。)ひ、と だぁ~……っ!よかった~!(力尽きたようにその場にしゃがみこんで、膝に乗せた腕に額を当て暫く顔を隠した。一応ある男の子のプライドで表情こそ見せなかったけれど、閑散とした森の中では鼻をすする音は響いたかもしれない。暫くしてから鼻のあたりまでは顔を出して、)ボクもお月様とランデブー、してたんだけど……気付いたら周りに誰もいなくて……。(先ほどまでの心細さを思い出したのか少し眉尻を下げながら、それでも期待を込めて彼女を見上げた。)それで、お姉さんは帰り道わかる?よかったらボクも一緒に連れて行ってほしいんだけど~……、(彼女が道案内してくれるというなら途端に笑顔に切り替わって隣を歩くだろうし、同じく迷子であるというのなら誰かが探しに来てくれるまでお月見でもして待っているつもり。なんにせよ一人から抜け出せたことに一安心した少年は、なつっこい笑みで彼女の隣にいることだろう。まずは自己紹介でもしながら、のんびりとした時間が流れるはず――)
ミーナ〆
2020/12/08 (Tue) 23:12 [ 81 ]
ミーナ〆
2020/12/08 (Tue) 23:12 [ 81 ]
(その気楽さはかろがろと大地を叩く足取りにも浮かれた舌端にも、更には弛みきった面差しにも表れていた事だろう。けれどそれがきょとりと瞬くのは、ミーナとは全く異なる様子である少年の第一声によってであった。ひと以外に何があるというんだろう。ミーナネコだけど!などと無意味なひとりレスポンスの往復があった胸中、崩れ落ちるようしゃがみこんでしまった少年の二の句で得心がいった。なるほどを身に表してぽんと手を叩いたならば、合わない目線を求むように自分も同じだけしゃがみこんだ。)あらら?そーなの?じゃあさびしんぼだったんだねぇ。ひとりで頑張ってえらいえらい!(伸ばした手は惑いなんてひとつもなく彼の頭のてっぺんに触れて、明かりを吸い込むような銀糸の髪を撫でまわしてしまおう。然してぴょこんと跳ね上がるように立ち上がったならば先まで髪に触れていた掌を彼の前へ。差し伸べた手は、謂わば“一緒に行こう”の合図だ。)おっしゃー!ミーナに任せろー!あーんなにお月様が綺麗でこーんなに楽しい夜なんだから、帰り道はもっとハッピーにするっきゃないっしょ!ってわけでぇ、ミーナと一緒に帰ろ♪(その手が取られようとそうでなくとも、隣に並び立つ事が叶ったのならふたつ分の足音は寂しい薄闇から明るい賑わいを目指し進む。飲みかけのリンゴジュースを揺らし「飲むー!?」などと訊ねるのが純然たる良心であるのが大きなお節介な話だけれど、きっとお互いの事を訊ねて話して、朗らかな帰路を往ければそれがミーナにとっての幸いである。)
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