1st. Welcome party!
コン
2020/12/05 (Sat) 04:09 [ 65 ]
コン
2020/12/05 (Sat) 04:09 [ 65 ]
(おもてなしは豪勢だ。日頃ならお目に掛かれない量の食事に慄いていたのも束の間、物珍しさに欲張った結果腹は中々に満たされた。デザート気分でフルーツでも、と軽率にその場へ近寄ってしまったのが男の過ちだったか。島に住まう知人と世間話を交わした結果、"まだまだ育ち盛りでしょう"と子供扱いを受けてあれもこれもと数多のフルーツを持たされてしまった。両手で抱えるのがやっとなくらいのそれも親切だと思えば、元あった場へと戻すのも気が引けた。かと言って決して一人で食べ切れる量では無いものだから、)……どうだ、腹は満たされたか?まだまだこの島の名物はたくさんあるぞ、こんなご馳走が好きなだけ食えるなんてこと滅多にない。……、…少し食うのを手伝ってくれたら助かる。(偶然近くを通り掛かった人物へ唐突に言葉を投げ掛けた。つまりは道連れにしてしまいたいわけだが、無理を強いるわけにもいかず。けれどせめて、これだけの人々が募った中で常と変わらず一人で食事なんて寂しい真似だけは避けたい所存だった。)
ジノヴィー
2020/12/05 (Sat) 18:11 [ 69 ]
ジノヴィー
2020/12/05 (Sat) 18:11 [ 69 ]
(ジノヴィーは放っておけば食事を忘れるような男だった。島の住民の一部はそんな彼の性情を理解して何かと与えられ、その手が空くなりまた屋台から持たされる事を繰り返していた。大きな体躯に収まる胃が特別小さいわけではないので餌付けのように与えられるものを甘受する時間を過ごす事、暫しののち。丁度からになった紙皿を捨てた際の頃合いであっただろうか。掛かる声は耳に覚えがあり、それがこの島では少ない年上の青年であると至る。)あ、コンさん。……これは、また……大量だね。収穫祭かな。(彼もまたこれまでの面々と同様――と、いうわけではないらしい。ジノヴィーへの恵みというよりは何処か懇願の色すら帯びている。見下ろす手許にたんまりと積まれた果物たちは、然程食いしん坊な印象も無い彼との均衡が取れぬほどの量だとすら感じた。はたと青い瞳を瞬かせて、ゆっくりと首を傾ける。)どさどさ持たされたんだろ。コンさん拒否んなそうだもんな。手伝うくらいなら、良いけど……でもコンさん両手いっぱいだけど自分で食えんの?……俺が食べさせたりした方が良い……??(一先ずリンゴをひとつ頂戴してノータイムで食し始めつつ、想像する絵面は成人した男ふたり、中々厳しいものがある。)
コン
2020/12/05 (Sat) 20:35 [ 71 ]
コン
2020/12/05 (Sat) 20:35 [ 71 ]
(自分より幾分か背の高い彼の顔をわざわざ見上げなくたって、背に生えた大きな翼がこの島でも珍しい特徴だった。澄んだ空の様な色を描く双眸とかち合い、彼をその場に縫い留める事が叶ったのであれば。)口直しに少し食うだけのつもりだったんだが、この島の住人は相変わらずお節介だ。僕がまだ成長期だと思っているらしい…、(手に持つというよりは両腕で落ちないよう支えている、という方が正しい表現だった。年中みのる果実はこの島の特産の一つでもあり味は保証されているが、かと言って無理が出来るほど胃袋は大きくないし若さも無い。彼の予想も概ね当たりだ。)これでもまだ拒めた方だ、僕が何も言わず突っ立ってたら今頃フルーツの山に埋もれてる。(溜息交じりにたらればを紡ぎ、然し声色とは裏腹にからりと笑っていた。彼の口から次ぐ言葉にハッとして手を慎重に動かすが、どうやら彼の言う通りだ。)あまり考えてなかったな。……? …く、口を開けて待っていたらいいのか?(手許からりんごが減る様を見詰め、首を傾ぎながらも「あ」と口を開く様のなんと間抜けなことか。気分は雛鳥だ。)
ジノヴィー〆
2020/12/08 (Tue) 08:53 [ 80 ]
ジノヴィー〆
2020/12/08 (Tue) 08:53 [ 80 ]
種族差はあるだろうけど、コンさんがまだまだ成長期でにょきにょき伸びて俺が見上げる側になんのは何かイヤだな……色々食わされたのは俺も同じだけど。三日分くらい食った気がする。(などと言いつつも、小食なわけでなく優先順位の都合で食事を疎かにしているだけの男は彼とは異なり余裕があるようで、黙々とひとつ摘まんだリンゴを食べ進めていく。軈てぺろりと平らげるけれど、改めて見遣るそれは中々果てしない。)そうなったら俺は一枚描かせてもらおうかな、コンさんinフルーツの山。移住者向けの新しい名物に出来るかもしれないよ。……ま、最終手段、お供えしよ。神様にお裾分けってことでさ。(名目などと言っては怒られてしまうかもしれないのでそれ以上は口を噤んだけれど、まあ、腹積もりがバレてしまう可能性だって否めない。兎角次にと手を伸ばしかけた指先が留まるのは、存外易々受け入れて口を丸く開けたその面差しを見止めたから。)……マジかー。まぁ、それしかないよなー……。(少しだけ惑いを見せた指先が、今度はオレンジを掬い上げる。天辺に爪を差し込んで等分に割れば、ひとかけらをその口許に運んで「はい、あーん」と放り込んでしまおう。)……餌付けしてるみたいだな。(湧いた胸裏をそのままに吐露し、彼の反応が返るが早いか或いは此方の手が早いか、次なるオレンジも更に放り込んだ。時折自分も摘まんでオレンジがひとつ無くなる頃には「次、デッカイのチャレンジする?」だなんて、目的よりも遊び半分になってしまっていたかもしれない。)
コン〆
2020/12/08 (Tue) 23:58 [ 82 ]
コン〆
2020/12/08 (Tue) 23:58 [ 82 ]
僕はこうやってお前と話す時に見上げるのは首が痛いから、伸びてくれた方が有難いけどな。……だからって三日分食事抜いていいわけじゃないからな?お前は絵に没頭しすぎるんだ、(齢の差に比例しない身長の差は一生埋められないのだと悟った。彼が仕事に没頭するあまり他の物事を疎かにしてしまう癖と、その性分は重々に理解している心算だ。細めた双眸で澄んだ冬空のような瞳を見上げれば、心無しか首が軋む感覚がした。)恥ずかしい作品を生み出そうとするな、誰かが来る度にこんな無様な姿晒して堪るか。……まあ、今日はめでたいからな。この島で育った作物をぜひ食べて欲しいものだ、(彼の作品の一部となることは光栄だが、此度の話はそれとは別だ。頬が引き攣る様を隠す事も無く、然し次ぐ言葉には名案だと頷いた。それを口実とするわけでは無いけれど、口にした言葉は紛れも無い本心だ。ただ幾種ものフルーツを抱えて間抜け面を浮かべている男はといえば、)……、…皿でも借りてくればよかった。(大人しく差し出されたオレンジを食して、確りと味わったのちの言葉はそれだった。とはいえ見知った彼が相手であるから、羞恥の感情は然程浮かばない。そうして甘んじている間にも手許から一つ分減ったならば、ペースは上々だろう。彼から向けられた言葉に興に乗じた色が滲めば、「ちゃんと一口で食えるようにしてくれ」と細かな注文をぶつけて。手許から重みが減った頃に片手の自由を得られたなら、お返しと言わんばかりに彼の口目掛けて一欠片にしたオレンジを食べさせようと試みるだろう。島の神に捧げられるフルーツは果たしてその場に残ったか、否か。)
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