(友人と肩を組んで笑い合うようなひとときを過ごした後。ささやかなおやつを食べた所為で余計にお腹が空き、交流よりも欲求を満たすべく屋台を手伝いながら賄いを食べていたのだけれど。こっちはもういいから遊んでこいと〆のお菓子と共に放り出されたものの、結局はメインである歓迎会の趣旨を放り投げるように、マシュマロと余った串という遊び心満載のお菓子に夢中になって中央の炎へと近寄るのだ。)なんじゃあ、あのじじいめ。せっかく手伝っとったのに……しかもこんなおやつ、俺のこといくつだと思っとるんじゃて。まあ渡されたからには食うてやるが。(串の先にマシュマロを刺していようと距離も近いため、いくら熱さに慣れていようと「あっつい」「すぐ焦げる」と不機嫌を口にしながら。それでも数個焼いた頃、ようやく上手に出来たなら誰かに見てもらいたくて。)どうじゃ、よう出来たやろ。(ちょうどその時、近くに居た誰かへと。ほどよく焼かれたこの美味しそうなマシュマロを見ろと言いたげに声をかけた男の表情は誰が見ても満足そうなもの。)