Free BBS-1
ジュオ
2020/12/06 (Sun) 05:34 [ 1 ]
ジュオ
2020/12/06 (Sun) 05:34 [ 1 ]
(さっさ、ざっざ。砂浜にうまれた穴には影がうもれている。ぱしゃん、ざばん。おだやかに打ち寄せる波にさらわれない場所で、直線的ではない自由気ままな足あとのパレードがつづく。足あとを浮き彫りにするかのように、空はすこしずつ明るく染まりだしていた。のんびり砂浜をゆくむすめの視線は、海のほう。きらきらでゆらゆらな波間のもようは、きっともう、星のダンスじゃあない。だから視線を進行方向に戻したとき、夜が遠ざかる砂浜で見つけたシルエットに向けるあいさつは、こうだった。)おはようございます。ふふ、早起きさんね。(かるくさがった頭と一緒に、しっぽがゆれる。普段よりはすこし声を張ってみたけれど、届いたかしら。その結果はとかく、声をかける前と変わらない歩みで、のんびりと相手のほうに近づこうとした。)あ。昨日の余韻でねむれなかった…、なんて可能性もあるのかしら。昨日はたのしめた?歓迎会。(手をぽんと打つ代わりに、しっぽがピン!とひらめいて。昨日ひらかれたツアー参加者の歓迎会会場がある方角へ、ふと視線を向けてみた。けれど、そこは重大な議題ではなかったから、すぐさま顔はまっすぐ前にもどったろう。それゆえに、どう?って首をかしげてみせながらも、起きぬけの太陽のまなざしに目をほそめて言葉があふれだす。)いい朝ね。
エネット
2020/12/06 (Sun) 09:56 [ 2 ]
エネット
2020/12/06 (Sun) 09:56 [ 2 ]
(本来の目的も忘れ歓迎会を楽しんだ帰り道。見上げた星空の美しさに誘われ夢中でカメラを向けつつ、地図も見ずに気の向くまま島を廻る。目標は夜明けまでにベッドに入ることであったが、運任せではいつまで経っても家には辿り着けず随分遠回りをしてしまったようだ。白い砂浜で行き止まり歩みを止めれば、ふわぁと小さく欠伸を零す。近付く影に気付いたのはそんな時。)……っ、わぁ。おはようございます…!楽しみすぎてこの結果です~。お恥ずかしいところを見られてしまいましたわぁ。(慌てて口許に手を添えるも既に手遅れ。彼女の問いに直様頷いてみせるも、羞恥を隠しきれず尻尾が忙しなく揺れる。両手の隙間から覗いた頬は、ほんのり朱に染まっていた。)島にお住いの方ですか~?わたしはエネットと申します。……あっ。朝ごはんのおすすめがありましたら、是非お伺いしたいです~!(眠気は何処へ消えたのか。元気いっぱいに主張しながら、そろそろ大合唱が始まりそうな腹を擦る。自らも探して辺りを見渡しても近くにお店は見当たらず、家々が立ち並ぶ方へと視線を注いで耳を澄ました。聞こえてくるのは規則正しい波の音ばかりだ。)……賑やかなのも良いですけれど、ここはなんだか落ち着きますねぇ。お散歩にも最適ですわ~!(ちらりと彼女を見てはふふっと緩やかに笑い、濡れた砂浜にひとつ、ふたつ。波に攫われぬうちに足跡を残そうか。)
ジュオ
2020/12/07 (Mon) 04:34 [ 9 ]
ジュオ
2020/12/07 (Mon) 04:34 [ 9 ]
(朝日をあびた小花のつぼみがほころぶようなあくびを目撃して、くちびるには自然と笑みがうかぶ。おもしろがるふうではなく、かすかに見える頬の朱い花をかわいらしいと褒めたがるようなほほえましさを含んだもの。ええ、と島民だと頷く音も気安さをもっていた。)ツアーの方ね、はじめまして。わたしはジュオ… と申します。よろしくね、エネットさん。(言葉じりに迷ったような僅かな沈黙を挟んだあとには、真似っこした言葉がつづく。お腹をさする仕草をにこやかに見守っていると、ジュオのお腹も空いてくるようだった。同じ方へ視線を向け、声にも耳を傾けながら、朝ごはんのおすすめを思案してみる。)でしょう? 落ちつくのは、時間帯もあるのかもしれないわね。まだ夢のなかってひとも多いだろうし……ふふ、夜明けごろのおさんぽって、わたし好きなのよ。落ちつくし、今日みたいにすてきな朝と出逢えたら、いい日になる気がしちゃう。(砂浜に2種類の足あとがまた生まれたなら、ジュオはきっと、ようやっとここで自分のほうがほんのちょぴっとだけ背が低いことに気づいたはずだ。昏いいろが遠ざかって、赤っぽいオレンジだったり、快晴を予感させるすがすがしいみずいろだったりが空を染めだしていたろうか。おんなじようなやらかい息と笑みが、波のおとに溶けこんだ。)そうそう。カフェのテラス席でいただくモーニングもおすすめなのだけど、まだお店が開く時間じゃないのよね。……エネットさん。(ふと朝ごはんの話に戻すと、むすめは神妙な顔つきをした。今のじかんに見たら、夜明けの空みたいに思える彼女のひとみをじぃと覗きこんでいる。)お店が開くまでお待ちになる? それか、そう…おすすめとはすこし違うのだけど。厚焼きたまごのサンドイッチは、嫌いじゃないかしら。(暗にカフェまで案内することを示す一方、もうひとつの選択肢もあるらしい。たずねる声がすこしちいさくなったのは、ジュオがプロの料理人ではないからだった。)
エネット
2020/12/09 (Wed) 03:37 [ 20 ]
エネット
2020/12/09 (Wed) 03:37 [ 20 ]
(締め切りと編集長に追われる日々に、和やかさとは無縁な生活を送っていた。故に物柔らかな少女の笑みは少し眩しく、返事代わりに照れくさそうにはにかむ。醜態を曝してしまった名残もあったが、取り乱した心は穏やかな彼女の声に落ち着きを取り戻していく。仄暗かった空を朝陽が照らしていく様に、少女の心もまた晴れ渡っていった。)早起きさんなジュオちゃんと、夜更かしさんなわたし。出会う確率はきっと、そう高くないはず……つまりですねぇ、”きっと”ではなくて今日は間違いなく花丸満点な一日になりますわぁ!──こんなにわくわくする朝は、はじめてですもの。こういう直感はよく当たるんです~!(自信に満ちた宣言のあと、宙へくるくるりんと指先で花を描く。徹宵シャッターを切り続け、流石に呆けていた頭もすっきりお目覚め。新たな一日の幕開けに心躍らせ、早速動く準備をと本格的にお腹が空いてきた。彼女が覗き込んだ瞳にも空腹の訴えが色濃く映し出されたことだろう。見透かされまいとそろり視線を横に逃がし、指先はカメラを撫でていた。)まあ……厚焼きたまご。なんて素敵な響きなのでしょう…!食べる前から美味しいのが分かりきってます~!早速直感が当たっちゃいましたわぁ。サンドイッチ、ぜひぜひご一緒させてくださいませ!(今度はこちらからぐいっと詰め寄り、輝く瞳で見つめ返す。両手の指を絡めて顔の側へと寄せれば、遠慮の二文字など海底に沈んでしまったようだ。)……でも、何れにしてもお店はまだ開きそうにないですねえ?案内してもらっている間に身体が冷えちゃいますわぁ。暖かくしてもらわないと。(仕事柄寒空の下も慣れっこな身体とは違い、冷えはきっと大敵なはず。身に纏っていたストールを解きそっと彼女の首へとかければ、そのまま鼻唄混じりに弄って形を整えよう。上手くいけば、彼女の首元に大きなリボンが出来上がるはずである。)
ジュオ
2020/12/11 (Fri) 03:34 [ 32 ]
ジュオ
2020/12/11 (Fri) 03:34 [ 32 ]
(あなやぁ、ともれたのんびりな吐息は朝のなかに溶けてゆく。だからきっと、今日は寒いだけのつめたい朝じゃあなくって。花丸満点の確信に、くすぐったいような、あたたかなスープを飲んでくちびるが緩んだような、やすらぎみたいなものを抱いていた。)ふふ。エネットさんってすごいわね。あなたに出逢えただけで、今日がなににも代えがたい、いっとうすてきなものになっちゃった。(くるくるりんと朝のいろを透かした花のかたちを目で追ったなら、ジュオの頬にちいちゃなくぼみが現れる。えくぼは、おんなじ気持ちと同意したがっていたはずだ。だからこそ、あたらしい友だちともう少し時間をともにと願っていた。空腹をひとみから読み取れたとて、いくつかの不安は過るもの。ゆえに、)あなやっ。(ぐんと近づいたきらきらなひとみに驚いた声がこぼれたものの、見つめ返すむらさきは嬉しさとすこしの安堵に染まっていたろう。けれど、店の案内について切り出す声はおずおずといった調子。)えぇと、そのことなん……、 ! (思わずしっぽがピン!と反応して黙ってしまったのは、彼女の鼻歌を聞きながらストールにつつまれたからである。しっぽはすぐに、迷ったようにうねうねと波を描くように揺れるが、抵抗らしい抵抗はひとつとなかったはず。首元の大きなリボンに視線をいちど落としてから確かめても、ジュオは特にわけられるものを身につけていなかった。)暖かくしなきゃいけないのは同じでしょうに。…でも、ありがとう。とってもあったかい。…わたしに、あなたの手をあたためさせてくれる?(そろりそろりと紫のひとみを持ちあげて、控えめにくちびるが笑む。こぼれる息を、丸めたおのれの両手にふぅっと吹きかけて何度かさすったのなら、しずかに手を差しだした。)それで……、あのね。目的地は、わたしの家なの。エネットさんさえよければ、招待したくって。……厚焼きたまごの出来は、そんなに自信ないんだけれども。(眉じりがさがったのなら、しっぽもくにゃりと曲がって。そぅと返答を伺うひとみの色を向けた。)
エネット
2020/12/12 (Sat) 22:20 [ 42 ]
エネット
2020/12/12 (Sat) 22:20 [ 42 ]
……ふふっ!やっぱりこの色、ジュオちゃんによく似合いますねぇ。静かで落ち着いた冬もお似合いですけれど、ジュオちゃんはお花がい~っぱい咲いてポカポカ暖かい春のイメージですわぁ!(時々不格好になりがちなリボン結びも本日は上出来。ほろりと解けていた表情は相変わらず、合わせて尻尾がパタパタご機嫌なリズムを刻んでいた。吐き出す息は今も尚白く染まるのに、ストールを手放したとて不思議と寒さは気にならない。幸先の良い朝を喜び合い、心がほっこり暖まったお陰だろうか。首元の淡い桜色も彼女の鮮やかな蓬色と合わさって春陽を彷彿とさせた。誇らしげに出来上がったリボンを見つめていれば、遠慮がちな声が鼓膜を揺らす。再び躑躅色の瞳を捉えて微笑んで返事より先に差し出された手を取った。ぎゅっぎゅと強めに二度ほど握っては、)まあ…!ストールよりもず~っと暖かいです~!……困りましたわぁ、ジュオちゃんは貸し出し禁止ですねぇ。わたし専用でお願いいたしますわぁ!(調子よく駆け足で冗談を付け加えてしまったのは、ちょっぴり照れくさかったから。繋いだ手はもちろんのこと、顔までちゃっかり暖まっていた。又も頬が赤みを増すも、今回は寒さのせいにしてしまおう。そんな言い訳を思案していたから、朝ごはんの詳細を察するのは少し遅れてのこと。)ジュオちゃんが作ってくださるの…!?わ、わたし、料理は全然ダメで何の役にも立ちませんけれど、お邪魔して大丈夫かしら……あっ!お皿!お皿は洗えますわ、ピッカピカに…!(魅力的すぎる提案に取り乱して飛び出していくは謎の主張。ふと我に返り咳払いを一つすれば、すっと空いた手を上げて発言に付け加える。)寧ろ、ジュオちゃんさえ宜しければ、……その、ぜひぜひ!お邪魔したいです~!手料理をいただくなんて、久しぶり………ふふっ、楽しみですわぁ!(浮かべた満面の笑みは、大きく顔を出した朝陽にも負けないだろう。飛び跳ねそうになる身体は辛うじて抑えるけれど、爪先は待ちきれずに住宅街の方へと向いていた。)
ジュオ〆
2020/12/14 (Mon) 16:19 [ 49 ]
ジュオ〆
2020/12/14 (Mon) 16:19 [ 49 ]
(肺を満たすのはすがすがしい朝の空気と、まっすぐなことばたち。それが身体に染みわたったよう、ちょっぴり赤らんだ頬は桜いろのリボンがぼかしていたろうか。いいや、今や、分けあう体温を示しているのかもしれなかった。だから、あたたかな結び目と照れをふくんだ言葉で、ふ、ともれた白い息は湯気みたいなものともいえる。)あらぁ、次からは高くつくわよ。…なぁんてね。ほんとうは、わたしがエネットさんをわたし専用にしたいくらい……、(なぁんてね。とまた言わんばかり、沈黙のなかで片目を軽くつむってみたりして。ささやくさざ波たちが、ひっそりとふたりのやり取りを茶化してくれていたから、ジュオは彼女のかおを直視できないほどの照れには蝕まれていなかった。そんな波を打ち寄せる海の上をはしるかがやきは、朝日のまばゆさを目で捉えることを叶えさせてくれている。それは、目の前の彼女のようでもあった。)お皿洗いには自信があるの……? っふふ。わたしが招待したいのだから、邪魔なことはひとつもないわよ。のんびり寝転がって待っててもいいくらい。一緒に朝ごはんを食べてくれるだけで、じゅうぶんだもの。(目を細めて笑ったのは、力強い朝のきらめきを浴びたからだろうか。朝の空気をすがすがしく通り抜ける声に耳を傾けたらまた、すぅっと体中をさわやかさが巡ったきもちになった。桜いろリボンの上にあるのは、朝日を浴びたつつじ色のよろこびだ。)わたしも楽しみよ。いま、すっごくうれしいもの。……でも、そうね、できることは一緒にやったり、わけっこした方がいいのかも。そうしたら、たのしい時間が増える気がする。(一拍おくれて、つまさきがおんなじ方を向いた。ただ、考えごとをしながらの一歩は、すこしのろまだったやもしれない。叶うことなら、手の結び目をほどかずに帰路を辿りたいきもちがあるけれど、むすめの手のひらはそれを強制しないだろう。)ピッカピカのお皿洗い、期待してもいい?(勢いままに飛び出した先の主張をひらいあげて、寒さに負けないほほえみが朝の中でほころんだ。――トラのパン職人さんのおいしい食パンで、分厚いたまごをはさんだ朝ごはんを一緒に食べたら、花丸満点な一日はジュオにとってそれ以上の価値をもったに違いない。たとえ、仮にパンに塗りこんだからしマヨネーズがちょ…ちょっぴり、ちょーっぴり辛かったとしても。あらたな友人とのあたらしい朝は、すてきなきらきらモーニングとしてジュオのこころに残りつづける。)
エネット〆
2020/12/16 (Wed) 14:41 [ 59 ]
エネット〆
2020/12/16 (Wed) 14:41 [ 59 ]

(他愛もないおしゃべりをして笑い合う間にも朝陽は登っていたようだ。島をやさしく起こす陽光は、新たな一日の始まりを急かすように。あるいは、これから訪れる愉快な日々を予感させるように、きらきら瞬いて見える。初めての一日に胸を踊らせ、終わりを惜しんで始めた散歩であったが、迎えてみればとても穏やかな朝である。その上、彼女と居るだけでカメラが手放せない日々を予感させた。)ダメです~!ジュオちゃんの優しさに甘えてばかり居ると、な~んにも出来ない子になってしまいそうですわぁ。それこそ、ジュオちゃん専用の……朝ごはん食べ機になっちゃう!(冗談とも本気とも取れる声色は間もなく楽しげな笑い声に変わっていく。僅かに残っていた夜の静けさえも追い出してしまうだろう。彼女と共に笑うように胸元でカメラが跳ねる。一頻り笑った後に漸くその存在を思い出すけれど、偶には休暇だって必要だ。日頃酷使しているレンズにはお暇を、代わりにこのかけがえのない瞬間を忘れぬようしっかりと目に焼き付ける。レンズを通さぬ景色は儚くも暖かで、煌めいて見えた。)………おいしいものは二人で食べるとよりおいしい。──の、法則ですねぇ!…ハッ、だんだん思いつくものが食べ物のことばかりに………ジュオちゃ~ん、お腹がすきましたわぁ…(控えめな彼女の手のひらとは対照的に指を絡めて離さぬ手。出会って間もないこともとうに頭に無いらしい。彼女が優しいのをいいことに甘えるようにその手を引いて、知りもしない帰路へと彼女を誘うことだろう。一晩中さ迷ったにも関わらず、その足取りは軽く放っておけば走り出す勢いであった。)……ふふっ!お部屋が片付いたら、今度はわたしがジュオちゃんを招待しますね~?ジュオちゃんみたいなおもてなし出来ませんけれど、ココアでしたらちょっぴり自信アリですの!(少しばかり刺激的な朝食を終える頃、切り出す声は次の楽しみへ繋ぐお約束。外食ばかりの娘にとって不得意分野ではあるものの、美味しい朝食にお返しができればと無邪気に笑みを浮かべた。外は徐々に騒々しくなっていくも、本日はどうやら絶好のおサボり日和。迫る締切を知らすアラームもリュックの奥底に押し込んで、時間が許す限りは始まったばかりの一日を彼女と共に。)
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