(一年でも珍しい流星群が見られる日。そんな島内放送を聞いてしまえばこの男がやることは一つ、日中にたっぷり寝ることである。日が暮れた頃に起きて翌日の仕込みを済ませたあと、夜食を簡単に作ったなら意気揚々と夜のピクニックへと出掛けよう。思い返せば去年も友人に誘われて星を見に集まったけれど、お酒を飲んでしまった所為で早々に気持ちよく眠ってしまったからこそのリベンジも兼ねている。星がよく降る日に見かける友人へ差し入れを渡し、道すがら見上げる夜空にすでに幾つもの流れ星を眺めながら向かう先はプライベートビーチのような浜辺。キャンプを始めるかのように焚き火を作ると近くにシートを敷いて水筒にバスケットを傍に、遮るものが何一つない夜空を見上げるように寝転がった。)えーと?あれが……あっちが、……何座なのか全くわからんな!これならあのままフーコを連れてくればよかった。失敗したなあ。(言葉こそ不満気に言うもののたいして気にした様子はなく、思い浮かんだ気持ちをそのまま口にしているだけ。始まったばかりの天体観測、時間はたっぷりあるのだ。友人から少し前にもらったDIYのレシピ越しに流れ星を待つことにしようか。)