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ラヴール
2020/12/07 (Mon) 23:28 [ 12 ]
ラヴール
2020/12/07 (Mon) 23:28 [ 12 ]
(陽射しが暖かな昼下がり。絶好のお洗濯日和に嬉々として川へ向かった。本日のお供は小脇に抱えたお気に入りのぬいぐるみ。大中小あるうち、どのクマを連れ出すか悩みどころであったが、真冬の洗濯は短時間でも堪えるもの。欲張ってしまっては、全てを洗い終える頃には身体が冷えきるだろう。昨年痛い目にあったから間違いない。失敗から学び一先ずはチビちゃんから、ちゃぷちゃぷ水浴びさせようと。)……小さいな。すぐ終わ──っ、ぇくち。……………ん?(独り言を遮った音の主を探して空を仰ぎ見るも、お日様な筈がなく。日が照っているとはいえ、冷えた風は容赦なかった。気にせず続けようとするも、暫し水に晒された手は感覚が鈍い。気を抜くとクマが川の流れに攫われてしまいそうだ。)手、どうにかしないと………ウッ、さむさむ………。(震える身体を擦り、洗濯は一時中断。チビちゃんには日当たりの良いところでお留守番を頼み、近くのカフェへ避難を。メニューも見ず店内を見渡して、適当に先客の一人に目星をつけたなら注文は簡単だ。)あの人と同じやつ。…………が良いんですけど、それ。……な、なんですか?(不躾な言い回しに辿たどしく付け足せば、窺う様にしっぽが左右に揺れていた。)
コン
2020/12/07 (Mon) 23:56 [ 13 ]
コン
2020/12/07 (Mon) 23:56 [ 13 ]
(どうしたって夜には目が冴えてしまうものだから夜更かしの生活が常であり、必然的に早起きは然程得意になれなかった。然し社周辺を始め島の掃除は毎朝の日課だ。双眸はぎりぎり開いているか開いていないかの瀬戸際、花や木に水をやり、ゴミを拾い、年明けも近しい一ヶ月は社を磨くのも念入りだ。それらの作業を終えた頃には、陽の当たる場での昼寝が男の日常だった。目を覚ませば太陽は天辺を過ぎた頃合い。堪える事無く欠伸を零しながら爪先はカフェへ向き、下駄を鳴らしながら早足で店内へ。)おはよう、……の時間じゃないな。今日は寝すぎた。おかげで体も冷え切ってしまった、いつものとホットサンド。(息も白く染まる様な寒さから店内へ逃げ込み、身震いして耳や尾を揺らせばマフラーを外しながらカウンターの端の席に腰掛けて。暇潰しは店員との他愛の無い世間話だ。そうしている間に運ばれてきたのはキツネの絵が描かれたラテアートと、野菜やベーコンを挟んだホットサンド。掌を合わせて「いただきます」の挨拶をして齧り付けば、摂取した分だけ体もあたたまった。少し遅めの昼食に在り付いた頃、)ラヴールか、おは……こんにちは、だな。これは………なあ、ラヴールにもこれ。コイツはクマの、(店員に向かって食指はラテアートを示し、彼の分も用意するよう頼み込んだ。そう待たずして、クマの絵が描かれたラテアートが彼の前に差し出されることだろう。)こっちが良かったなら一つやる、あったかくなったし腹いっぱいだ。(ホットサンドが一つだけ残った皿を、彼の前に置いて自分のカップに口付けた。)
ラヴール
2020/12/09 (Wed) 23:15 [ 25 ]
ラヴール
2020/12/09 (Wed) 23:15 [ 25 ]
(名を呼ばれるまで視線はカウンターへと注がれていた。馴染みある声で漸く朝方によく見掛ける青年だと気付き、揺れていたしっぽがピコンッと上をむく。一刻も早く暖を取ることしか頭になかったが、無意識に見覚えある背中を指名してしまったのかもしれない。変化の乏しい表情も今日ばかりは分かりやすく綻び、頬が緩んだ。)おっ、……コンさんだ。今日、寒くないか?凍え死ぬ前に避難してきた……。コンさんのお陰で生き返りそうだ、ありがとう。(そんな気の抜けた声が漏れるのは、彼が注文を済ませてくれた頃。何を頼んでもらったのか気にはなったが、興味は珍しい場で会った青年の方へ傾く。体温を奪われ消費したせいか、ちょうどお腹も空いていた。掃除中の彼にするのと同じ様にいそいそと近付き、隣の席に腰掛けるとしよう。着席してふとカウンターの奥を見れば、ゆらゆらと暖かな湯気が立ち上るカップと目が合った。器用に描かれていく絵に感心しつつ、彼の気遣いに甘えて目の前に置かれた皿へと遠慮なく両手を合わせよう。ホカホカ暖かなそれを口いっぱいに頬張って、ゆっくりゆっくり咀嚼していく。間もなくして、可愛らしいクマが目の前に追加された。)……ふっ、可愛い。さっき干してきたぬいぐるみに似てる。──コンさんはこれ、よく飲むの?(早速砂糖を入れようとして直ぐに手が止まる。混ぜてしまったらクマとはさよならだ。飲み方を彼に倣おうとチラ見して、不意に湧いた疑問を投げかけてみた。)
コン
2020/12/11 (Fri) 08:03 [ 33 ]
コン
2020/12/11 (Fri) 08:03 [ 33 ]
ずいぶん大袈裟だな……ラヴール、お前もしかしてこんな冬場でも川で洗い物してるのか…?(まさかと思ってはいても、可能性を捨て切れず見開いた双眸で褐色肌の彼を見た。種族上の習性は重々に理解している心算だが、そうは言っても凍える様な天候の中で冷たい水に手を突っ込む所業などこの男には到底考えられない。返答によっては蒼褪めた顔で恐る恐る、彼の手の甲に触れてその体温を実感しようと試みる筈だ。)…美味しいか?ホットサンド。僕は冬場にはこれを食べるのが好きなんだが…、ラヴールはいつも変わったものを食べているイメージがあるからな。(味の濃いものが得意では無い男にとって、常の彼が食す物には触れるのも臆病なくらいだった。味の好みが大きく異なるものだから、自分が美味しいと感じるものを果たして彼に気に入って頂けるのだろうか。そんな意図を込めた双眸がやや不安気に揺らぎ、空腹だったのか大きく頬張る彼のその姿をじっと見ていた。要らぬ心配に終われば幸いだ。)たまにラヴールの家の近くで干されているのを見掛けるな…。いくつのぬいぐるみを持ってるんだ?…冬場の寝起きはこれだな。夜はスープとかポタージュも飲むけど……もう少し甘いものの方が良かったか?(隣から視線を感じれば、まずは火傷を避ける為にも冷ますよう息を吹きかけて。彼にそれを真似するよう示唆すればカップの縁にゆっくりと口付ける。ほんのり甘やかな味が口内に広がるそれは、未だキツネの絵を保っていた筈だ。)
ラヴール
2020/12/13 (Sun) 02:22 [ 44 ]
ラヴール
2020/12/13 (Sun) 02:22 [ 44 ]
(思いがけぬ問いにぱちくり。不思議そうに目を丸くしてから徐に頷いた。鈍間な思考は未だに邂逅を喜ぶことに忙しかった為に、合点がいくのは手に触れられてからになるだろう。触れられても嫌がる素振りは見せず、けれど申し訳なさげに視線を落としては零す言葉に不安が滲んでいた。)やめておいた方が良いぞ。コンさんの手が冷える。……風邪を引いたら大変だろ?俺も朝、……コンさんに会えないのは寂しいし。(変わらず淡々と食事を続けながらも、しょんぼりと耳が下がっていく。出逢えば挨拶程度は誰とでも交わすけれど、自ら話しかけられる相手は貴重だ。彼が万一の際には、何が出来るだろう。また一口ホットサンドを齧りながら、ぼんやりと思案する。別事を考えていたせいで、不意の問いには暫しの沈黙を挟んでしまった。)…………そうか?変わったもの、──あ。そういえば、この前作った苺パスタは不評だったな。確かに見た目は……アレだが、………食べたら美味い。……と思う、が…。(自信が無くなるにつれ、語尾が儚く消えて誤魔化す様にホットサンドに齧り付く。ゆっくり食べていたものの、大きな口で食べ進めればあっという間に一つ胃の中へと消えていった。空になった皿を見つめること数秒、店員が通りかかった際に追加でお代わりを頼もう。気に入ったかどうかは見ての通りである。)………?いや、コンさんが飲んでるのが良かったから。……これが正解。塩っぱいものを食べたら、甘いものが食べたくなる──って、うちの常連が言ってたから試しただけ。あれ、……コンさんって無糖派?甘いの駄目だっけ?(彼を真似て絵を崩さぬ様に、少し冷ましながらまずはそろりと一口。入れた砂糖は底に沈んでしまったが、優しい温もりにホッと表情が緩む。細かな所まで気にかけてくれる彼だからこそ、彼自身のことも知りたくなった様だ。)
コン
2020/12/14 (Mon) 23:30 [ 52 ]
コン
2020/12/14 (Mon) 23:30 [ 52 ]
(恐る恐る触れた手の甲が想像の数倍冷たかったものだから、思わず指先を離して僅かに肩を揺らした。それから自分のマグカップを彼の掌に押し付ける様にしたのは、僅かであっても暖をとらせる為である。)う、生まれ育った場所がここよりずっと寒い所だからな…雪とか冷たいものには慣れてる。……僕は風邪など引かん、だからそんな顔するな。ラヴールこそ洗濯はなるべく温水を使え、でないと氷漬けになりかねない。(次いだ言葉は単なる強がりだが、彼の不安を拭う材料と成り得ただろうか。この男より、彼の方がそうなりかねない環境だ。会話の合間に暫しの沈黙が訪れようとも、気まずさを覚えるほど繊細な性分では無い挙句、彼がそういうやつだと知っている。返答を急かす事無く、思案の間は黙って温かな飲み物を啜るだけ。)苺…パスタ……??ひ、人の食事にあれこれ口を挟む趣味は無いが…糖分過多で病にならぬよう気を付けろよ……。それこそフルーツサンドとかなら見栄えも良さそうだな、(当然の様に紡がれた料理名を、男は口どころか耳にした事さえなかった。左の掌で口許を覆いながらも、否定の言葉だけは決して口にしなかった。素直で純真な彼を可愛がるからこそのお節介を代わりに宣い、その自信が零にならぬよう努めよう。食事量も大して多くない男だ。彼のその様子を目にすれば双眸は丸みを帯びて、けれどその意図を確りと理解したならば口許は自然と綻んだ筈。)…そう、か。なんというか、お前はそういうところが……いや。駄目というほど苦手じゃないが、無糖の方が目が覚める気がしてな。ラヴールは喫茶店で働いている時、何か作ったりしないのか?(年上として可愛がりたくなる要因だ、とみなまで口にはしなかった。カフェテリアのゆったりとした雰囲気も相俟って、二人のあわいは大層穏やかだ。一口分のラテを飲んだ彼の表情が苦々しいものでなければ、男もまたホッと安堵の一息を吐いた。彼の思案露知らず、然し今度は自分が尋ねる番だと言わんばかりに疑問符をぶつけて。)
ラヴール〆
2020/12/16 (Wed) 22:12 [ 64 ]
ラヴール〆
2020/12/16 (Wed) 22:12 [ 64 ]
(彼の助言に素直に頷き、有難くカップで暖を取る。冬場の水の冷たさを痛感し、流石に懲りたのだろう。感覚を確かめる様に幾度か指先を動かした後、復活とばかりに彼に向けて人差し指と中指を立てて見せた。)雪、……川も凍るかもな──暇になるな……コンさんのところは積もったら、雪掻きするのか?……雪合戦、かまくら……何する?(手伝おうという口振りであったのは最初だけ。日課の長期お預けに絶望して、次なる遊び場を瞳が問う。双眸の奥は寂しげでありながら、少しの期待が入り混じっていた。羅列した遊びも引きこもりには縁がなかったものばかりだ。ここぞとばかりに冬の過ごし方も教わろうという算段なのだろう。ピンと伸びた背筋は見るからに聞く気満々であった。)コンさんは心配性だな……まあ、病気は御免だ。控えるとするか。甘くても辛くても、……食べたら一緒だからな。腹は満たされる。(食の好みは人並みにあれど、苦手なものはない。その口振りは元来の無頓着さを物語るだろう。拘りがない分聞き入れるのは容易であるが、心配してくれる彼の言葉なら尚更のこと。既に糖分が追加されたカップをじぃっと見つめる。幾ら考えても今さら入れなかったことにはなりそうになかった。)フルーツサンド……アレは断面が可愛いんだ。食べたくなってくるな。………だが、控えると言ったから。コンさん、今度半分こね。(過ぎたことは忘れ、学びを活かして提案を一つ。代わりに追加で頼んだホットサンドを頬張る。口が塞がってしまってはただでさえ鈍い返答が途絶えかねないが、流れる空気の穏やかさについつい気を抜き食事は続く。黙っている間は時折彼をつぶさに観察してみたり、相槌代わりに頷いたり。途絶えた言葉の続きが気になりもしたが、問おうと開いた瞬間と彼の疑問符が重なった。)いや、あまり……ごく偶に卵くらいなら焼くが。オムライスとか、……ランチに乗せる目玉焼きとか。作るより盛りつけの方が楽し、──あ。今日ホットサンドもらったから…………(名案を思いつき、のんびり平坦だった声が不意に跳ねる。徐に手帳から小さなカードを取り出したなら、裏に”コンさん専用サービス券”と書き加えよう。ラテアートほど見事なキツネは約束出来ぬが、当日の盛り付けは期待して欲しい。特別な一枚を彼に手渡しては、口許が緩やかに弧を描くのだろう。)
コン〆
2020/12/18 (Fri) 22:12 [ 75 ]
コン〆
2020/12/18 (Fri) 22:12 [ 75 ]
(彼のサインに応える様に男は親指と中指と薬指の三本を引っ付けて、口の様に動かして。自身の口許には三日月の様に弧を描いていた。)毎日のように川で洗濯をしているお前から見たらそうなのか…川は兎も角、池釣りはしばらく出来なさそうだな。ああ、雪かきは結構得意で……っはは、それは楽しそうだ。お前の冬の間の暇潰しにしてくれるか?(本格的な冬の始まりに、店内であっても身を縮こまらせてみせた。島中の川が凍り付くような事態は彼の為にも避けたいが、次ぐ言葉に酷く魅力を感じたものだから少しばかり願ってしまうのもまた事実だった。同じ様に期待を馳せた今年の冬は、ツアーも相俟って魅惑に満ちた一時が約束される。得意とはいえど苦労を強いられる作業だが、心待ちにしてしまうのは間違いなく彼のおかげだった。)この島にはボヤっとしたやつが多いからな…、数日姿を見掛けない時は何かあったと思ってしまうくらいだ。なるべく栄養価の高いものを食べるようにしろ、冬だと例えば――(面倒見が良いといえば多少は耳障りも良いけれど、お節介を剥き出しにした男の小言は長い。熱々だった淹れ立てのラテがすっかり冷え切っても尚この口を閉じる兆しは見えないそれも、彼が時間を許してくれるようであればの話だけれど。)なるほど、確かに色鮮やかなイメージがあるな…。勿論我慢してストレスになるのも避けて欲しいところだが…それは名案だ。その時は呼んでくれ、ラヴールとこうして過ごす一時は随分安らぐ。(交わしたそれは口約束に過ぎないけれど、きっと近い将来に叶う筈だとどこかで信じていた。今という時を過ごしているにも関わらず、その日を待ち遠しく想い希うにも近しい口振りで。向けられる視線の意図を探るような真似も無ければ、それを厭うほど邪険に扱う心算も無い。正しく言葉にしたその情感がきっと本物だ。)貰ってもいいのか?これ。……ありがとう、記念にとっておきたいくらいだが……きっとすぐに使ってしまうんだろうな。(手渡されたそれを双眸がまじまじと見つめて。綴られた文字を指先でなぞり、子供の様に邪気の無い笑顔浮かべて謝意を告げた。あたたかな気持ちは、決してラテアートやホットサンドばかりが齎したものじゃない。間違いなく、彼が一番最初にくれたプレゼントだ。)
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