Free BBS-1
ハリィ
2020/12/09 (Wed) 20:52 [ 24 ]
ハリィ
2020/12/09 (Wed) 20:52 [ 24 ]
(釣り大会。島暮らしを始めて一週間と少し、歓迎会の次に行われたイベントがそれだった。好奇心旺盛ゆえ、釣りなぞした事もなかったけれど昼過ぎに会場へ赴き申し込めば、釣竿と餌用の裂きイカを貰って海へと向かった。冬の海は寒かろうてフェイクファーの首襟が着いたダウンコートに、薄ピンクのもこもこ耳あて。オフホワイトのニット帽に、グレーの手袋。コートの中はといえば昨日エイブルシスターズでお買い上げしたギンガムチェックのワンピースに、裏起毛黒タイツ。等々、防寒着もお洒落心を忘れる事なくばっちり着こなした。さて、申し込み会場から歩いて割とすぐに海辺へと到着すれば、周りには何人かやはり釣り大会の参加者らしき人影が散っていた。ハリィも頑張るのですわ、と気合を入れれば、早速餌を付けて海へと投げ入れてみる。――釣りしてる感だけでも楽しいですわ!とちょっとした感動を味わいつつ、数分後。くいっと引っ張られた糸の先に、獲物の予感。が、)まっ、待ってくださいまし、ハリィは、海には、入らな、い、です、わっ(ぐぐぐ、と引っ張られる力に、ずりずりと浜辺を引きずられていく。なんとか踏ん張りながらすぐ近くに人影を察知すれば、)た、たすけてくださいまし(懇願するように其方へ視線を向け、――る余裕もなかった。ただただ踏ん張ることしかできない。)
リトリ
2020/12/10 (Thu) 00:28 [ 27 ]
リトリ
2020/12/10 (Thu) 00:28 [ 27 ]
(澄んだ空から燦々と降り注ぐ太陽光。秋に戻ったかのような、あるいは春に進んだような、心身ともにぽかぽか暖かな陽気に自然と鼻歌を鳴らしてスキップスキップらんらんらん。絶好の釣り大会日和に結った髪も肩に預けた竿もごきげんなステップにゆらゆら揺らめいた。しかし、天候にすっかり浮かれた油断だらけの装いのせいで、海辺に到着すると同時に泣きを見る羽目になったのだけれど。)海風、さむぅ………。(ひゅぅっと吹き抜けたしょっぱい風を受けて、身を縮めて己を抱き込んだ。早くも途中退場の文字がちらつく中、風にのってやってきた声は大層切羽詰まったように届くものだから、一瞬にして重くなったはずの体躯は寒さも忘れて俊敏に動き出すだろう。)わぁっ!?あぶなーーーい!!(腹の底から飛び出した声はきっと周囲の視線も集めたはず。少女の後ろから抱え込むように手を伸ばして掴んだ釣り竿を力一杯引いてはみるけれど、そう簡単に白旗をくれない魚はどうやら大物だ。叫び声を聞きつけてやってきた住民たちの手も借りて、どうにか最悪の事態は免れただろう。はふはふ白い息を煙のように上げながら、まずは釣り上げたそれより安否確認だ。覗き込む顔は不安と達成感を織り交ぜて、どちらかと言えば後者の割合強めに口を開こう。)だいじょーぶ?ヒヤッとしたのに今ので体あっつくなっちゃったなあ。
ハリィ
2020/12/10 (Thu) 19:13 [ 30 ]
ハリィ
2020/12/10 (Thu) 19:13 [ 30 ]
(ふんーーー、と力いっぱい踏ん張っていれば、驚きの声と共に身体を包み込まれる。助けが来てくれた事に感動しながらも踏ん張る事は忘れずに、ぐいぐいと引かれる釣竿を負けじとぐいぐい引っ張る。それでも中々負けてくれない相手。でも此方とてそう簡単に負けてもいられない。折角のチャンスだ、逃したくはないのだ。すればいつの間にか何人もの住民たちもやってきていて、漸くして大物のスズキを釣り上げる事に成功した。周囲にも歓声があがり、よかったよかったと集まったひとびとが解散していく。魚を目の前にして「お、おっきいですわ……」とぽかんと呆けたのも束の間、赤髪の少女に顔を覗き込まれればはっと我に返った。情けなく眉尻を下げながらぺこりとお辞儀をしたなら、)ありがとうございますわ、お姉さまがいらっしゃらなかったら今頃ハリィは海の底……!命の恩人さまですわ(想像しただけで身体がふるりと震える。)お姉さまが助けに来てくださったから、ハリィはもうだいじょうぶですわ。……お姉さまも、手など痛めていらっしゃらない?(助けられた身ではあるが、彼女の身に何か怪我でもしていたらと心配になって、不安げに問い掛ける。)ハリィは釣りというものが初めてで……、こんなにも力のいるものだとは思ってもみませんでしたの。案外難しいですのね、釣りというものも。(釣り糸を垂らしてぼんやり景色を眺めながら――そんな光景をイメージしていたから、現実とのギャップには驚かされた。)お姉さまも釣り大会に?(きょと、とこの季節柄海に来る目的など限られているであろうて不思議に思って首を傾げた。)
リトリ
2020/12/12 (Sat) 18:20 [ 41 ]
リトリ
2020/12/12 (Sat) 18:20 [ 41 ]
この気温考えたらほんとに命の恩人になれちゃったかもお。ふふ、ハリィちゃん?超大物おめでとう~!(大袈裟に思える言葉も冬の海と考えれば洒落にならないだろう。震える様子から彼女は海のどうぶつという訳でもないようだし、ホッと胸を撫で下ろしながらもどこか誇らしげに笑って、それから認めたスズキに手を叩いた。)お姉さまはなんかくすぐったいからリトリって呼んでほしいなっ。あたしも全然平気!ハリィちゃんは引きが強かったんだよ、小魚とかなら簡単に釣れてたと思うもん。(ふにゃふにゃ柔らかな手首を振って無事を示せば不安は拭えただろうか。そうしてさらなる疑問符を受けると、ハッと飲んだ息と瞠った瞳が慌てて釣り糸を投げ込もう。)うんうん、一匹くらいと釣っとかないとだよね。ハリィちゃんのお手伝いしてすっかり釣った気になっちゃってたよ~。(あははと陽気に笑っていれば早速浮きがぴちょんと音を立ててヒットを告げる。引き上げる力を要さないということは小物であろう。簡単に引き上げた先に食いついていたのは、)クリオネだあ。ハリィちゃんとなんか似てない?(白くて小さくて。彼女と比べるように掲げて交互に見やると、存外的を得ている気がして笑みが溢れた。)
ハリィ
2020/12/13 (Sun) 10:25 [ 45 ]
ハリィ
2020/12/13 (Sun) 10:25 [ 45 ]
(おめでとうと言われれば頬を緩ませて、「ありがとうございますわ」とお辞儀をした。助けて下さるのみならずお祝いの言葉までもらえるなんて、やさしい素敵なお姉さまですわ、と感動しながら。日頃お姉さまお兄さま呼びが定着しているハリィは、呼び捨てを求められればぱちぱち、と瞬き。それからゆっくりと口を開いて。)……リト、リ?(慣れない呼び捨てに思わず首を傾げながら、合っているかどうかを確かめるように。)ハリィも、呼び捨てははじめてですの。何だかくすぐったいですわ(へらり、と素直な感想を述べながら笑って、彼女も無事だと分かればほっと息をついた。)そういうものですの?じゃあ、次はハリィ一人でも釣れますかしら(うむ、と頷いて次のチャンスを狙うとしようか。)ふふ、この大物はハリィ一人では釣れませんでしたもの。リトリの力あってこそのものですわ。良かったらあとで一緒に食べましょう?(新鮮なスズキはきっと美味しい。こんなに大きいのだ、折角だし彼女と分けて食べたい。彼女に倣ってハリィも新たな餌を付けてもう一度海へちゃぽん。今度は何だろう、とわくわくしながら。その横で彼女が何かを釣り上げた。ちいさくて最初は何だかよく分からなかったけれど、クリオネだと分かればわあ、と感嘆の声をあげて。似ている、との評価を貰えばきょとんと目を丸めて、じっと彼女の手元にあるクリオネを見詰める。)ハリィと?こんなに可愛らしいものと似ているなんて、光栄なのですわ。(ちょっぴり照れ臭そうに頬を緩めれば、此方もヒット。――あれ、この感覚。)……っまた、大きいのですわ……!!(身に覚えのある感覚に再びずりずりずり。おかしいな。)
リトリ
2020/12/15 (Tue) 00:24 [ 54 ]
リトリ
2020/12/15 (Tue) 00:24 [ 54 ]
初めてって聞いちゃうとなんだか特別な気がしてこない?呼び方だけで急に仲良くなれちゃった気分だ~。(拙い音を微笑ましく頬を綻ばせていれば、あとから嬉しい響きもやって来て胸の奥からほくほくやさしい熱がせり上がる。そのままやわい笑声としてまろび出てゆけば、もう寒さを感じることなどないのかもしれないとすら思えてくる。)アジとかならハリィちゃんも釣れて美味しく食べれて一石二鳥な感じがするかもお?なにが来るかな~っ。て、あたしにもスズキくれるの?食べれるのも嬉しいけど誘ってもらえたのもめちゃ嬉しっ!塩焼きにしようよ~!(うきうき心も声も弾ませて、嬉しい気持ちは言葉でも体躯でも目一杯表現したつもり。ちゃっかり食べ方のおねだりまでして、彼女の次なるチャレンジを見守るとしようか。ヒットを待つ間、手の中のクリオネは彼女のクーラーボックスへひょいと軽く投げ入れようか。)ふふ、似てるからあげちゃう。もし気に入ったらお部屋にでも飾ってみてよ。(そんな和やかな空気も一変。ちゃぽちゃぽと音を上げる水面へ目を向けてから、慌てて助太刀の手を伸ばす。短時間でまさかの再放送なら、今度はふたりの力だけでも釣り上げることができるかも――?)
ハリィ〆
2020/12/15 (Tue) 18:47 [ 56 ]
ハリィ〆
2020/12/15 (Tue) 18:47 [ 56 ]
そうですわね。ふふ、なんだかどきどきしますわ。リトリ、改めてよろしくお願いしますわね(赤い髪がきれいなお姉さま。確かに彼女の言う通り、はじめての呼び捨ては何だか特別感や親近感が溢れ出て、ふわふわと宙に浮かぶような感覚だ。)じゃあ次はアジを狙いますわ!やっぱり海鮮は新鮮なうちに食べてあげないとですもの、塩焼き……きっと美味しいですわ……(彼女の提案に頬を緩ませて、吊るした糸に期待を寄せる。クリオネをハリィのクーラーボックスに入れられたなら、ぱちくりと瞬きをした後、「いいんですの?」と首を傾げた。気に入ったら。そんなの、素敵なプレゼント。気に入らない訳がない。ぱあ、と表情を明るくさせて、こっくり頷いた。)ありがとうございますわ!ぜひお部屋に飾らせて頂いて、島暮らしが終わった後も家でお世話しますわ!(お任せ下さい、と言わんばかりに胸を叩けば、間もなくのヒット。またしても彼女の力を借りることになってしまったけれど、有難い事だ。ふんーー、よいしょーーーと力いっぱい引っ張れば――)またスズキですわ!(おおきな波音と共に釣れたそれに思わず可笑しくて笑ってしまった。あはは、と砕けて笑うのは少し珍しいかもしれない。びちびちと地面でばたつくスズキを見ながら、)今日はスズキパーティーでもしましょうか?(なんて、新たな友人に新たな誘いを掛けるのだ。)
リトリ〆
2020/12/17 (Thu) 00:50 [ 65 ]
リトリ〆
2020/12/17 (Thu) 00:50 [ 65 ]
(改めてのご挨拶に元気な「こちらこそ~!」を響かせて、なんなら勢いのままにハイタッチだって求めたろう。つい先程釣り上げたスズキに、そして今はまだ知らぬ未来のスズキにもだ。)うっ、この会話だけでお腹が空いちゃうねえ。あたしたこ焼き屋をしててね、今スズキのたこ焼き……スズキ焼き!試してみたくなっちゃった!(ハッとやって来たひらめきに瞳を爛々と輝かせる。アジへ期待も捨ててはいないけれど、彼女が落とした釣り糸へ向けた視線はもう新たなインスピレーションに繋がっていると思えてならなかった。どきどき、わくわく、ときめく胸は高まる一方だ。)そこまで気に入ってもらえちゃうと嬉しいな~っ。名前はつける派?たまにあたしにも様子見に行かせてね。て、ハリィちゃんのおうちにお邪魔する口実にするう。(ふくふく笑って抱いた目論見は察されずとも白状した。)あははっ、ハリィちゃんスズキに好かれてんね。スズキパーティーって語感までなんかおかしく思えてきたー!(同じように明るい笑声を上げると、ハイタッチを前借りしたにも関わらずグータッチを求めた。二度目ともなればもう胸を張ってふたりの成果だと言ってのけるくらいには図太い性格だ。ポケットに入れていたスマホまで取り出して、二匹のスズキと記念撮影の自撮りだってしたかもしれない。周囲の住民も巻き込んで開催となったスズキパーティーは、初日の歓迎会ほどの規模とはいかずとも随分と賑やかな時間になったに違いない。)
Name
Pass  
撤退時は名前の後ろに「〆」を記入してください!