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ティティー
2020/12/06 (Sun) 13:34 [ 3 ]
ティティー
2020/12/06 (Sun) 13:34 [ 3 ]
(きらきら、きら。真っ青な空から降り注ぐ澄んだ陽射しが、目覚めたばかりの冬の町を輝かせている。時刻は朝8時を回ったところ。仕立て屋『エイブルシスターズ』の開店時間までにはまだすこしの間があるけれど、店員ティティーの仕事は既に始まっていた。)ふんふ~ん♪ 昨日は楽しかったな~、いっぱい美味しいもの食べられたし、お店の宣伝も出来たし。(きゅっきゅっ。リズミカルに手を動かしてショーウィンドウの硝子を布で磨いていく。こうして開店前、店のショーウィンドウをぴかぴかにするのが、ティティーの毎朝の習慣だ。今日も鼻歌混じりに手を動かしつつ、思い出すのは昨日の歓迎会のこと。いくつもの料理並ぶ屋台に、盛大なキャンプファイヤー。それから初めて出会うひとたち。賑やかなひとときに心は弾み、一晩経った今も楽しさの余韻が島中に漂っているかのような。)ふふっ。お客さん、たくさん来てくれるといいな。──あっ、おはよーございます!(にぎわいを夢見る最中、ふっと視界に見つけた人影。硝子磨きの手を止めて、相手に朝一番のご挨拶を。弾む声音と一緒に尻尾がふわりと揺れた。)もうすこしでお店が開くから、よかったら見ていかない? 今日は新作のお洋服があるの!
ハリィ
2020/12/06 (Sun) 18:36 [ 4 ]
ハリィ
2020/12/06 (Sun) 18:36 [ 4 ]
(はじめての一人での島暮らし、けれど不安よりも期待や好奇心の方が強かったハリィはこのひと月の間の生活が昨日の歓迎会により一層楽しみになった。本来は夜行性だけれど、今日だけは張り切って夜八時頃には就寝した。それは何故か。答えは、早朝の目的にあった。――エイブルシスターズ。はじめてその名前を知ったのは、ハリィが中学生の頃だった。新聞の特集記事にされていた洋服がびびびっとハリィの胸に刺さり、それからすぐに島暮らしをするのですわ!!と宣言。然し中学生ゆえ両親に必死に止められた過去がある。高校卒業と同時に島へ来ても良かったのだけれど、何の技術もなしに弟子入りを申し入れた所でお恥ずかしい姿を見せるのは自分だ。だから、せめて服飾の専門学校を卒業してから、と両親と約束を交わし、今に至る。けれど此度のツアーは、期間限定のお試しみたいなもの。両親もそれなら、とお許しを出してくれ、念願の島暮らしとなったのだ。)……んぅ、ねむいのですわ……(ごしごし、と目を擦りながらも今日はネイビーブルーを基調としたワンピースを身に包み、軽くお化粧も施した。アイボリーのもこもこが付いたパンプスに踵を入れれば、どうにか仮住まいを出発し、迷いなくエイブルシスターズの元へと歩き出した。そうして辿り着いたその場所にて、ピンクの髪と尻尾が揺れるどうぶつを見つけた。声を先に掛けられてしまえば、ぴょこっとちいさな耳が緊張にしっかりと立った。)お、おはようございますわ……!(どきどき。お辞儀をすれば、彼女の元へとゆっくり近付いていって。)まあ、それはぜひ拝見したいですわ。……その、お姉さまはエイブルシスターズの店員さんでいらして?(彼女の顔を見上げて、ゆるく首を傾げた。)
ティティー
2020/12/07 (Mon) 02:31 [ 8 ]
ティティー
2020/12/07 (Mon) 02:31 [ 8 ]
(出会った人影──ちいさなお耳の可愛らしい彼女から挨拶が返ってくれば、ティティーの笑顔もますます華やぐ。ゆっくりと話す事こそ叶わなかったけれど、歓迎会の折に彼女のすがたは見て知っていたから、会話の機会を殊更喜ぶよう。島の外からやってきた、たくさんの刺激を与えてくれるひと。朝一番の素敵な出会いと、それから新規顧客獲得の予感に、スミレ色の瞳がきらり輝いて、)ふふ~、そうだよ。あたしはこのエイブルシスターズで働かせてもらってるの。ティティーちゃんって気安く呼んでね!(少女の一揃いの濡羽色を見詰めると、くるり。その場で回り、ポーズを取りながらの自己紹介。ベージュのチュールスカートの裾がひらりと広がって、ローファーの踵がかつんと軽やかな音を立てて、朝方の空気を微かに震わせる。)あなたはツアーで島に来たひとだよね。ねえねえ、そのお洋服は自分でコーディネートしたの? ワンピース、すごく似合ってる!(ティティーの夢は世界に羽ばたく仕立て屋さん、であるから相手の服装にまず興味の目を向けてしまうのは仕方のない事ともいえようか。名前を尋ねる前に質問重ねてしまうウッカリも、少女の素敵なコーディネートに心惹かれてしまったせい、としてどうか許して貰いたいところだけれど。)
ハリィ
2020/12/07 (Mon) 19:26 [ 11 ]
ハリィ
2020/12/07 (Mon) 19:26 [ 11 ]
(きれいな桃色の髪に、お花を映したような瞳の色。きれい、と見蕩れていれば自己紹介をされ、慌ててぺこりとお辞儀をした。)ティティーお姉さまですのね、よろしくお願いしますわ!(髪と瞳の色のみならず仕草さえもきれいで、右手で頬を包めばほう、とうっとり緩ませる。やっぱりエイブルシスターズのお姉さまだ。品が違う。)そうですわ!昨日からお邪魔しておりますの。昨日の歓迎会はとっても楽しかったですわ。――!!ほ、本当ですの?これは学校の課題でハリィが作ったものなんですのよ、お姉さま達の前にご挨拶に行くならぜひハリィもハリィが作ったお洋服を着ていきたいと思って……(まさか開口二番に服装を褒められるとは思いもよらなかかったゆえ、緊張も相俟ってどぎまぎしてしまう。けれどそれ以上に褒められた事が嬉しくて、しろい頬にはほんのり赤みが差す。)ティティーお姉さまのそのスカートもとっても素敵ですわ!大人っぽくて、品があって、でも可愛らしさもあって……、お姉さまのお洋服も、此処で仕立てていらっしゃるの?(緩く首を傾げて問いながら、あ、と思い出したように声を漏らして。)申し遅れましたわ、ハリィはハリネズミのハリィと申しますの!改めてよろしくお願いしますわ、ティティーお姉さま(スカートの両端をつまんでお辞儀。昨日から既に何度も繰り返した仕草だ。)
ティティー
2020/12/09 (Wed) 15:37 [ 21 ]
ティティー
2020/12/09 (Wed) 15:37 [ 21 ]
うん、よろしくねっ。歓迎会楽しんでもらえてよかった! みんなで準備した甲斐があったよ~。(どんなひとが島に来るのだろう、どんなことをしたら喜んでもらえるだろう。そんな事を考えながらワクワクと歓迎会の準備に勤しんだものだ。他ならぬ彼女に楽しんでもらえたならば、歓迎会は紛う方なき大成功。ふかふか尻尾をそよ風に揺らしながら、可愛らしいお客さまの来訪を心から喜んで、)──って。そのワンピース、あなたが自分で作ったの! ほんとっ?(少女の髪色を美しく際立たせているネイビーブルー。纏うひとの人となりが窺える清楚な洋服のデザインに、目を惹かれずにいられるわけがなかった。けれどワンピースの型はティティーがはじめて目にするデザインであったから、もしや島の外で流行りの最新ファッションかしら──なんて想像を巡らせていたところ。なので自作と聞けば途端に、双眸がぱあっと驚愕に煌めきはじめる。)すごーいっ! 縫いの仕上がりが丁寧だし、生地の色合わせも上品だし、…もしかしてもしかして、あなたも将来は仕立て屋さん目指しているの? (相手に向ける言葉は純粋な称賛と、志を同じくするだろうひとに向ける親近感とが入り混じるもの。まあるい瞳がきらきらと、少女のかんばせを映し込む。そんなスミレ色は、自身のコーディネートに言及された途端にふわんと柔らかく綻んで。)ふふっ、褒めてもらえて嬉しいな。ブラウスはあさみさんが仕立てたものだけど、このスカートはね、あたしが作ったものなんだ。(身に纏うクラシカルなオフホワイトのフリルブラウスは尊敬するひとの手によるものだけれど、チュールスカートは自分の手によるもの。ちいさな秘密を打ち明けるように、綻ぶ眼差しが悪戯そうなひかりを灯して。)あたしはリスのティティーだよ。将来は自分のお店を持ちたくって、このエイブルシスターズで勉強させてもらってるの。仲良くしてね、ハリィちゃん!(育ちの良さが窺える彼女の一礼に倣い、いま一度の挨拶を送ろう。朝日に負けないくらいの、輝く笑みを広げながら。)
ハリィ
2020/12/09 (Wed) 20:30 [ 23 ]
ハリィ
2020/12/09 (Wed) 20:30 [ 23 ]
皆さまの歓迎心がとても嬉しかったですわ(ふふ、と微笑んで、あれだけの屋台や装飾を準備するには相応の時間と労力が必要だったろうと覗える。「ティティーお姉さまも、準備と歓迎ありがとうございますわ」と付け加えながら、やはりこの島にはやさしくて素敵な人が多い、と心が暖かくなる。自分で作った旨を伝えた途端、表情が一気に明るくなった事にちょっぴり照れくさくなった。それから滑り出るように賞賛の言葉の嵐が続けられれば染まる頬も赤みを増す。まさか島に来て二日目早々、エイブルシスターズの店員さんに此処まで褒められようとは。疑問符が飛んでくればぱあ、と此方も双眸を煌めかせて口を開く。)そうですわ!ハリィは中学生の頃見たエイブルシスターズのお姉さまが作った作品に憧れて、裁縫を始めましたの。今は服飾の専門学校に通っているのですわ。そこを卒業したら、このエイブルシスターズの店舗でハリィも働きたいと思っておりますの(よくぞ聞いてくれましたと言わんばかり。いつもこの夢を語る時はどうしたって熱が入ってしまう。ぐっと拳を握っては、きらきらと瞳をじいっと見詰めて、「だから、ティティーお姉さまはいつかハリィの先輩になるのですわ」と確信めいた事を笑ってみせて。)わあっ、ティティーお姉さまの服もそうだったのですのね!ブラウスもスカートも、色合いもデザインも素敵ですわ、さすがエイブルシスターズのお姉さま方……(うっとり。濡羽色の双眸を蕩けさせながら、改めてまじまじと彼女の服装を見詰める。やはり一級品、自分もそれくらいの作品を作れるようになりたい、なんて気合が入るというもの。)まあ、素敵な夢ですのね。オープンした時にはぜひお邪魔させて頂きたいですわ(へらりと笑えば、「それで、」とそわそわと切り出して。)その、新作のお洋服というのは……(ちら、とお店を伺えば、いつの間にか看板がOPENになっていた。はじめて訪れる、憧れの店。興味はやはりそちらへも傾いて。)
ティティー〆
2020/12/11 (Fri) 20:14 [ 34 ]
ティティー〆
2020/12/11 (Fri) 20:14 [ 34 ]
(島にひとがやってくると聞いた時、真っ先にティティーの脳裏を過ぎった言葉は「街で流行りのファッションを教えてもらえるかも!」だったのはここだけの話。最先端をいく情報は雑誌やテレビじゃなく、ひとの口から聴きたいんだもの───なんて、こんな下心がほんのすこしあったりしたものだから、少女との出会いはティティーにとって願ってもない事。だって彼女は、素敵な流行を作り出す側のひとなのだから。ほんのりと赤らむ彼女のかんばせが可愛らしくて、くすりと笑みがまた零れる。)ハリィちゃんもあさみさんときぬよさんが憧れのひとなんだ! ふふっ、あたしたち、そういうところも一緒だね。(きらりと煌めく少女の瞳の色には、見覚えがある。夢に向かって駆けていくひとの眼差しだ。抱いた親近感がより増して、菫の双眸もますます朗らかな輝きを湛える。「ハリィちゃんがお店に来てくれたら、あさみさんときぬよさんも絶対喜ぶよ」なんて、早くも彼女と共に働ける日を夢見てしまうほど。ふわり、ふわふわ。冬の朝の空気を孕んだスカートが、褒められた喜びを示すかのようにそよ風に揺れて、)えへへ、たくさん褒めてくれてありがとっ! でもねまだまだ、これだっていうお洋服を作るのは難しいんだよね。ふたりの作ったお洋服を見ると、もっとがんばらないとーって思うんだ。(ほぅ…と息漏らしながら『エイブルシスターズ』の看板を見上げる眼差しには、憧れのひかりがあって。その折、軽快なチャイムが鳴り響く。午前9時。)いっけない、お店開けなくっちゃ!(すっかり話し込んでしまって、こんな時間。それとない促しのことばに照れた顔を見せてから姿勢正して一礼を、)それじゃ、改めましてだよっ。───いらっしゃいませ、エイブルシスターズへようこそ!(店員の顔をして、この日いちばんのお客さまを歓迎する。本日の新作は、寒い時期にぴったりのふわふわあったかな冬物コート。丈の長いマフラーに毛糸の帽子、かじかむ指を温めてくれる手袋も並んでいる。さあ、少女の瞳はなにを映すだろう。彼女はどんなコーディネートをするだろう。これからはじまる楽しいひとときを想像して、ティティーの尻尾はゆらりと揺れた。)
ハリィ〆
2020/12/12 (Sat) 17:58 [ 40 ]
ハリィ〆
2020/12/12 (Sat) 17:58 [ 40 ]
そうですわね!ティティーお姉さまとお揃い、嬉しいですわ(ふふ、と微笑みながら返すそれは本音。彼女とは初めて会ったとは思えないほど親近感があって、不思議だ。憧れの人が、自分が来ることで絶対喜ぶよ、なんて言われてしまえば照れ臭そうに頬を掻きながら「あと二年、待っていて下さるかしら」なんて言ってみて。)お姉さまは、いつ頃からエイブルシスターズで働いてらっしゃるの?(そういえばと浮かんだ疑問符。彼女も年が近そうだという印象からだろうか、どのようにしてこの島に来て、エイブルシスターズで働くようになったのか気になったもので。)そうですわね、一着作るのにもすごく悩みますしお金もかかるし、でも材料に妥協はしたくないしで……、デザイン一つ取ってもちょっとアレンジ加えるだけで印象が全く違ってしまったりしますもの。エイブルシスターズのお姉さまたちのデザインはどれもこれもが素敵で、ブランドが成立しているというか、(云々。洋服を作る上でのお悩みも共有できると分かればぽろぽろすらすらと悩みの種が出てくる。難しそうに眉間に皺を寄せながらプチお悩み相談会開催だ。けれどそれも9時のチャイムが鳴れば一旦お開き。きれいな姿勢でのお辞儀を見せられ開店を知らされれば、ぱあ、と期待に双眸が輝く。今日は一体どんなお洋服があるだろう。新作のお洋服ってどんなもの?靴や手袋なんかも見てみたい。お小遣いは、この日の為にアルバイトで貯めた分でたくさん持ってきた。もちろん端から端まで全部ください、――なんて芸当はまだできない子どもだけれど、夢を持つのは子どもも大人も関係ない。吟味して、島暮らしの間毎日毎日お店に通おう。そうして目を肥やして、きらきらを沢山集めて。お店に入る一歩目は慎重に、どきどきと胸を高鳴らせながら。桃色の尻尾に続いて、服の下のちいさな尻尾が喜びに揺れた。)
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Pass  
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