(珍しく昼に目が覚めて手持ち無沙汰になったのは今日の事。仕事部屋は扠置き偶に来訪のある居住空間の清潔さは重要だと清掃を済ませれば、冷蔵庫から食事にフルーツを取り出したのは丁度おやつ時。己にとっては朝食時、軽めに済ませて漸く人心地ついた。となると次に思考が行くのは本日この後の予定だが生憎スケジュールは真っ白で、また仕事も立て込んではいないから家に籠るという選択肢も勿体ない。何だかんだ島に来訪者もいるのだと思えば、ふと少し前に耳にしたとたけけのライブが脳裏を過る。)……聞きに行くか。(なんて事ない思い付き、頃合いを見て平素と同じドルマンスリーブとワイドレッグパンツ姿で家を出る頃には島は夕方の景色に染まっていた。到着した案内所の一列目、ではなく少し間を開けた後方の席――己にとっては特等席を陣取れば準備前だろう彼の手元を眺めつつ時を過ごそう。)