(夜行性を思う存分発揮しディスプレイに向き合い仕事をやり切って迎えた朝。その前日、日中昼を過ぎても起きずにいたせいか、未だ眠気が訪れる兆しはない。酷使でしょぼつく双眸を軽く瞑って目頭を押さえては、散らかった仕事部屋から脱出し整えられた居間のカーテンを開け放った。直ぐに射し込む陽光に思わず片瞳を瞑り片手を翳しつつも、外は晴天――これから何も寝るのはほんの少しだけ惜しい。同時に平素とは異なり今は島暮らしの体験で人も増えているのだと思い出せば、相変わらずのドルマンスリーブとワイドレッグパンツ姿で家を出た。冬とは言えど過ごしやすいのが晴天の日だ、爪先が潮風を求めて海岸線をなぞる様に歩いても不思議ではない。)ふぁ~~あ。ちょっと仕事しすぎたかな……(リラックス故か体内時計故か、憚らない欠伸をひとつ響かせれば日向の海岸で丁度いい段差を選んで腰を下ろし、暫し休憩しようかと膝に頬杖を付いて。)