Free BBS-1
コン
2020/12/20 (Sun) 21:11 [ 83 ]
コン
2020/12/20 (Sun) 21:11 [ 83 ]
(大きな尾は中々布団に収まり切らない。ふるりと体躯が強張る程の寒さに目が覚めて、そんな尾を抱えるように腕の中へと閉じ込めて寝直そうと目を瞑り三秒。)………っは、(慌てた様に布団を剥いで上体を起こし、丸窓へと視線を向ければ向こう側は辺り一面銀世界だ。朝一にして大層重苦しい溜息を吐き出して、頭を抱えてたっぷり十秒。然しいつまでもそうしているわけにはいかず、重たい腰を起こして布団を後にすれば着物へ着替えて羽織を着込む。それだけでこの寒さは耐え切れず、鈍色の帽子を被り首許には臙脂色のマフラーをぐるぐると巻き付けて。雪掻き用のスコップと朝食代わりのオレンジを手に寒空の下へ。朝から精を出して社周辺の雪を掻き分け、午前中の内に作業を終えることは叶ったがその頃には指先も随分冷えていた。雪にはそれなりに耐性があったものだから、掌で口許を覆う様にして息を吹き掛ければそれだけで幾分かマシだ。辺りは人が歩けるくらいには綺麗に成ったが、掻き分けた雪の山はさてどうしたものか。無論そのままにしておいても構わなかったが、どことなく侘しい情感が芽生えてしまったものだから掌を伸ばして慣れた手付きで形作ってゆく。あっという間に狐耳らしきものが生えたかまくらの完成だ。愛着も湧いてしまって中へと七輪と川釣りの魚を持ち運ぶ際、)……お。昨日の夜から随分降ってたから…今日は一段と寒いな、おはよう。良かったら温まっていくといい、今から魚も焼くぞ。(偶然鉢合わせた人物への誘い文句はそれだ。)
シオタ
2020/12/20 (Sun) 22:26 [ 85 ]
シオタ
2020/12/20 (Sun) 22:26 [ 85 ]
ひょ~っ!さむい、さむい~!(背中を丸め、ひょこひょこ雪に小さな足跡のスタンプを押している少年は、寒いと言いながらも表情には笑みが浮かんでいた。種族的に寒さは大の得意だけれど、寒いと言いながらはしゃぐという行為そのものにどこか楽しみを見出していて。期間限定の我が家から続く足跡は島を巡り巡って、雪景色に目を楽しませながらさて次はどこへ行こうかと目を細めていたところ。)……き、つね?ねこかなあ?(真白な世界の中で突如目に入った動物の耳をつけた何かに興味をそそられるままに再びひょっこひょっこ。ゆっくりと近付けばそこが神様を祀っているという社がある場所だと気が付く。元は柔らかい雪だというのに、大層立派に作られたそれを崩さないように軽い手つきで触れながら周囲を半周すると、遠目には雪像だと思っていたそれが鎌倉だったということを理解する。現れた入り口に目を丸くしながら中を覗きこもうとした身体は、降りかかる声のもとへ瞬時に振り返った。)おはようございま~す。え、おさかな!?いいんですかあ!(遠慮を知らないシオタはいそいそと彼に近づいて、じゃあお手伝いしま~すと七輪を受け取ろうと手を伸ばす。働かざるもの食うべからず、せめてこれくらいはさせてほしいとその瞳は懇願しているだろうか。)
コン
2020/12/22 (Tue) 22:16 [ 92 ]
コン
2020/12/22 (Tue) 22:16 [ 92 ]
(雪降る季節であっても多くの参加者が募ったツアーも相俟って、今年の冬は一段と賑やかしいものに感じられた。茹る様に暑い真夏より幾分かマシとは言えど、体躯に耐性があるだけで寒さを凌ぐ特別な手段があるわけでも無い。冷え切ってしまい既に感覚もあまり無い鼻先は情けなくもほんのり色付き、それでも立派なかまくらが出来上がった際には満足気に口唇の両端を僅かに持ち上げた。その天辺に付け足した雪の様にしっかりと立った耳は、雪肌に触れる足音を逃す筈も無くて。そこに自分より幾分か小さな少年を認めたならば、)昼間から元気そうだな、昼食はまだなのか?さかなの他に貝や海藻もあるぞ、食えるなら好きなだけ焼くといい。……海鮮が駄目なら餅でも持ってくるが。(一目見て種族を判別できなかったものだから、クーラーボックスの中から様々な食材を取り出し小さく首を傾げた。好奇心をありありと示した双眸で彼を見下ろすのは聊か不躾だとは分かって居ても、だ。警戒心ゼロの姿勢に思わず双眸は丸みを帯びたが、手から七輪が離れて行ったならば素直に「…ありがとう」と謝意の言葉がまろび出た。二人であれば余裕もあるスペースに入り込み、彼が運んでくれた七輪に火を灯し食事の準備へと勤しむ中。)僕はこの島のコンだ。お前はツアーの参加者だろう、そっちでも雪は降るのか?(初日の際に見掛けた様な、と記憶を辿りながらも温かな色を灯した双眸へと問う。)
シオタ
2020/12/24 (Thu) 23:17 [ 101 ]
シオタ
2020/12/24 (Thu) 23:17 [ 101 ]
へへ、元気があればなんでもできるってきいたので!そういうきつねさんも、これ作ったなんて元気ですね~?(後ろからでは狐か猫か判断のつかなかった耳だって、作成者を視認すればはっきりとするもの。「でも、まっかなおはなのきつねさんになってますよ~?」元気でも寒さには弱いのかもしれない。心配げに眉尻を下げながら、ポケットをあさった末に引っ張り出したカイロを掌に乗せて、必要ならばと少し首をかしげた。)いいえ~、そんなにあればじゅうぶんです!ボク、ラッコなので~!海のものはなんでもだいすきです!(次から次へと出てくる大好物たちから目を離せないままに、なんなら身を乗り出して海の幸たちに顔を近づけながら返答していたから、嘘はないことはわかってもらえるだろう。ほくほくと楽しみそうに蒸気した頬はお餅のように、半ば無理矢理の行動にもお礼を言われたなら益々赤く、にんまりとした口元も隠せはしない。)ボクはシオタです!んっと、ふるさとは雪国ですけど~、前の島はあんまり……ここは、毎年こんなにつもるんですか~?(微力ながらも準備を手伝いながら、その手を一旦止めて思い出すように斜め上を見上げた。以前の島はどちらかといえば温暖で、だからこそ積もった雪が楽しくて飛び出してしまったのだが。)コンさんは、どうしてこんな日におそとに?コンさんも雪がすきなんですか?
コン
2020/12/26 (Sat) 21:28 [ 108 ]
コン
2020/12/26 (Sat) 21:28 [ 108 ]
…子供は風の子、という表現が正しそうだな。いつもならば昼寝をしている時間だが……そうだな、久しぶりに沢山積もったから少しはしゃぎたくなってしまったのかもしれない。(島内では背丈もそこそこ程度、然しこうも差が開くものならば威圧感を与えてしまわないよう膝を折って視線をあわせて。彼の指摘には「トナカイみたいに呼ぶな」と思わず掌で鼻を覆うけれど、掌もまた雪に触れ冷え切っていた。故に彼のご厚意に甘えて、小さな掌の上に乗せられたそれへと指先が伸びて。)ラッコ…じゃあお前は泳いだり出来るのか?僕は泳ぎが得意じゃないから、釣った魚と譲り受けたものしか無いが…。(好き嫌いの心配も無用と分かれば、順に焼いて辺りへと香ばしい匂いを漂わせていた。不躾にも双眸は物珍しそうに彼の頭の天辺から爪先を見て、一つ問い掛け首を傾ぐ。串を刺していた魚に良い焼き色が付いたなら、頃合いだと先ずは客人である彼に差し出す筈だ。)シオタか、よろしく頼む。そうだな…比較的よく降る方だ。毎年こうやってかまくらや雪だるまを作っても、余すくらいに雪があるからな。(例年の情景を思い描く様に双眸は斜め上を向いて、彼にもそれが伝う様に言葉を紡いだか。相次ぐ質問に思案する素振りを見せながらも、)社周辺の雪掻きをしていたら幾つも雪山が出来てしまったから、どうせならばお前達ツアー参加者の目を引くようなものを作れたらと思って。(と眦は僅かに和らいだ。)
シオタ
2020/12/30 (Wed) 01:19 [ 120 ]
シオタ
2020/12/30 (Wed) 01:19 [ 120 ]
……こども、(シオタは子供っぽさを指摘されるとむくれたくなる微妙なお年頃だった。いじけた顔をしながら「きつねさんだってはしゃいでたんじゃないですか~!おなじだ!」と噛みついたけれど、さっと隠された鼻がなんだか可笑しくて直ぐに笑顔を取り戻す。そんな単純さも子供っぽいと評される所以かもしれないが。)およぐのなんて~……ええっと、おちゃのこ!さいさい!ですよ~!ずうっとうみでくらしてましたし……きつねさんは?何かとくいなものありますか~?(先日覚えなおしたばかりの慣用句は、少し胸を張って鼻の下を指でこすりつつ。全てを彼が用意したものでなくたって、ご馳走してくれるというその心がありがたいから然程気にした様子はなく、香ばしい香り漂う魚を差し出されたなら満面の笑みでお礼を告げて受け取るだろう。彼自身の魚も準備できるまではきちんと待って、それからいただきますと手を合わせた。出来立ての焼き魚にはふはふと舌鼓を打ちながら、彼の言葉に耳を傾ける。うんうんと頷いてごくりと一口飲みこめば、)じゃあコンさんのさくせんはだいせいこうですね~!ボク、ゆきのなかでも目立つこのけもみみさんがなんだろうと思ってたちよったんですよ~。とってもかわいいし、コンさんともであえたし、ごちそうもしてもらっちゃったし~……きつねのかまくらに、ごりやく感じちゃいます。(自分たちへの彼の気遣いに触れ心までほっこり温まってきて、優し気な彼の表情に笑みを返す。雪も沢山降るならば気温面でも快適だろうし、ここの住民は優しい人ばかりだ。もう一口魚を齧っては、)う~ん、やっぱりここのしま、移住するにはもってこいなぶっけんでなやみますね~……(そんな一言は自然と漏れる。)
コン〆
2020/12/31 (Thu) 22:46 [ 127 ]
コン〆
2020/12/31 (Thu) 22:46 [ 127 ]
…癇に障ったか?でも、子供で居られるのは今だけだ。今はいっぱい甘やかされて、いつか大人になればその分だけ人を甘やかすといい。(彼の反応が著しく無かった事に、小さく首を傾げて問うた。向けられた態度に微笑ましいものがあったから、口許は僅かばかり緩んで彼の頭を不器用な掌が一撫ぜした。反抗とも呼び難い程のお言葉には「まあ…そうだな、僕もまだまだ子供という事だろうか」といい大人が冗句を宣う。)それは頼もしい、海にあるものは今後シオタにお願いすれば確実だな。僕はさっきも言ったが雪かきと…誰かに化けるのも得意だ。(種族の皆が口を揃えて得意だと宣うそれを個性とは出来ない上に、誇れたものでは無いから口振りはやや苦々しく。此度の食事とて自分一人で用意出来たものでは無いからこそ、「お前と二人ならこうして豪勢な食事にも在り付けるということだな、」と今後の協力を仰いだまでだ。)ちゃんと狐耳に見えたか?これ。そんな大層なことをしたわけではないが…そうだな、これのおかげでお前と仲良くなる切っ掛けを得られたと思えば良い行いだった。次はラッコの氷細工でも作ってみるか、(男にしては随分積極的なお誘いと成ったわけだが、彼の優しさ相俟って後悔する様な事は何一つと無かった。これを御利益と呼ぶには聊か大袈裟に感じてしまうが、上機嫌な声色は充分に男の情感を物語っていた事だろう。次いだ言葉には、三白眼を丸めて瞬きを数度落とした。)なんだ、まだ悩んでいるのか。懸念点などこの島にはないだろう、早くシオタにこの島の春夏秋も知って欲しいものだ。…僕は歓迎するぞ、いつでも。(魚を頬張りながら告げた言葉に、情緒も何も滲まなかったけれど。決して偽ることは得意では無い狐の小言だ。)
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