(冬の気候と島に新たな顔触れが加わった事に慣れが出てきて数日、たぬき商店である暖房器具を買ってしまったのは衝動だった。以前より気になっていた“まきストーブ”なる一品は家の対応も必要である為気が向かなかったが出会ってしまえば訪れる結末は必然だ。この機を逃せばとの内心の後押しで購入してしまえば、億劫な模様替えもテキパキ進む。そうして最後に肝心の薪を確保するも如何せんまきストーブ初心者だ、念の為木の枝を用意しておこうと木を揺らした。――のだけれど、揺らした木から落ちてきた予想外のそれが予想外軌道を描いて額を直撃。)ぅお!?ったーー!!(あんまりな不運に不機嫌を噴出させ落ちてきたおかしいりブーツを拾い上げれば眉間の皺はくっきり浮かぶ。)はぁ、何なの?!普通に枝でいいんだよ、ブーツじゃない。(思わず零した悪態と同時に溜息零し、そして同時に視線を感じれば察するのは一連の醜態を見られた事。)何見てんの?……可笑しいなら笑えよ。(一度は気配の主に向けた視線をツンと逸した後、さてどんな邂逅が始まるか。)